パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『自殺の報道の陰にあるもの〜リアルサイエンスシリーズ』

 

先日、俳優の渡辺裕之さんが自宅のトレーニングルームで首吊り自殺(縊死)をしていたことが報道されていました。

 

 



 

奥さんの以下のコメントが出ています。

 

「語る言葉も見つかりません。『何故…』は、きっと誰にもわからないと思います」と現在も戸惑いを隠せない様子。渡辺さんの体調については「コロナの最初の自粛の頃から、人一倍家族思いで心配性な夫は、先行きの不安を口に出すようになり、考え込むことが多くなりました」。眠れないと訴える日も増えていたそうで「自律神経失調症と診断され、一時はお薬を服用していました。

(中略)

 仕事が増えた際には体調も戻りかけたが「心の病は夫を蝕(むしば)み、大きな不安から抜け出せなくなりました。医師にも相談し、希望の持てる治療を始めた矢先の、突然の出来事でした。」(5/11(水) スポーツ報日)

 

 

遺書すら残さずに、衝動的な死に追いやられるパターンです。

 

 

 

奥さんのコメントを読んだときに、また現代医学を支配する権力者の犠牲者が出たとピンときました。

 

 

 

この希望のもてる治療や薬剤がその原因であることを。

 

 

 

医師はもちろんのこと、良識のある人でも自殺や他殺が近年右方上がりに急増していることと抗うつ薬の関係を知りません。

 

 



 

米国のデータをみても、SSRIセロトニン再取り込み阻害剤、serotonin reuptake inhibitors)という抗うつ薬が1990年代に導入されてから、それまで減少傾向にあった自殺率が右肩上がりに上昇しています(The Recent Rise of Suicide Mortality in the United States. Annu Rev Public Health

. 2022 Apr 5;43:99-116)。

 

 



 

抗うつ薬SSRI)と自殺の強い相関関係(因果関係に近い)は、過去の優れた(バイアスの少ない)複数の研究で報告されています(Association between suicide attempts and selective serotonin reuptake inhibitors: systematic review of randomised controlled trials. BMJ

2005;330(7488):396)(Even more suicide attempts in clinical trials with paroxetine randomised against placebo. BMC Psychiatry 2006;6:55)(Effectiveness of paroxetine in the treatment of acute major depression in adults: a systematic re-examination of published and unpublished data from randomized trials. CMAJ 2008;178(3):296-305)(Suicidal risks in reports of long-term controlled trials of antidepressants for major depressive disorder II. Int J Neuropsychopharmacol 2017;20(3):281-84)(Suicides and suicide attempts during long-term treatment with antidepressants: A meta-analysis of 29 placebo-controlled studies including 6,934 patients with major depressive disorder. Psychother Psychosom 2016;85(3):171-9)。

 

 

 

しかし、メインストリームの現代医学は、この事実を打ち消すのに躍起になって、フェイクデータ(バイアスだからの統計詐欺論文)に基づいた疫学的調査の夥しい研究論文で医学雑誌を埋め尽くしています(通常の検索ではこれしか出てこない)。

 

 



2021年のメタ解析のレヴュー論文では、 SSRIの次に開発された「ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(serotonergic-noradrenergic antidepressants(SNA))」についても、自殺との相関関係があったことが報告されています(Suicide risk with selective serotonin reuptake inhibitors and other new-generation antidepressants in adults: a systematic review and meta-analysis of observational studies. J Epidemiol Community Health. 2021 Mar 8;jech-2020-214611)。

 

 

 

渡辺さんもこのいずれかの薬を服用していた可能性があるとみています。

 

 

 

自殺報道があった後に、熟年離婚の危機があったなどの説をマスコミが垂れ流していましたが、これも真実(抗うつ薬の犯罪)を隠蔽するための小細工です。

 

 

しかし、権力者に“不都合な事実”は発表されることは永遠にないでしょう。

 

 

この論文では、大半の抗うつ薬と自殺の関係を証明した研究論文が医学雑誌に掲載されないままになっている事実も暴露しています。

 

 



 

今回は、抗うつ薬と自殺の関係だけを取り上げましたが、実際は広範囲の心身の健康問題に関わっていることを今後もお伝えしていきたいと思います(^_−)−☆。

 

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あまり得意の分野ではないのですが、隔週で一般的に疑問に思われる様なトピックを中心に有馬陽子先生と雑談形式でお話しする予定です。

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