パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

人工甘味料はむしろ太る原因!

 

糖質制限は、砂糖・果糖を禁止していますので、甘みを他に求めるしかありません。

 

よく一般の健康本の糖質制限食では、砂糖・果糖の代用として人工甘味料が推奨されています。

 

私は以前からこの人工甘味料に関するデータをかき集めて、その危険性をお伝えしてきました。

 

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データをかき集めるとは、ほとんど人工甘味料FDA(米国の厚生労働省)の推奨量では、健康に被害がないという研究ばかりが発表されていたからです。

 

しかし、最近になって人工甘味料が腸内微生物にダメージを与えることが報告されるようになりました。その結果、糖尿病などのメタボになるのです。

今回、人工甘味料の代表であるスクラロース(Splenda)についての貴重な実験結果が報告されました(Journal of Toxicology and Environmental Health, Part A, 2018; 1)。

 

FDAの1日推奨量内のスクラロースを40日投与した実験です。

 

その結果は驚くべきものでした・・・・

スクラロース代謝産物は、脂溶性の物質でした。つまり、脂肪組織に溶けこむため、長期に体に残存する物質です。

その脂溶性の分解産物は、スクラロースを中止した11日後も尿中に排出されていました(長期間、体内に残る)。

 

またスクラロースそのものも、脂肪組織に残存していることが確認されたのです。

これらの人工甘味料は体内で速やかに分解されるから安全とされてきましたが、これがとんてもないウソであることが発覚したということですね(#^.^#)。

人工甘味料は19世紀末にサッカリンが発見されてからの歴史を持ちます。

人工甘味料を実際に飲料水に混入してマーケットに出したのが、1950~60年代です。もう60年近く経過しています。



いまさら・・・・



と感じる方も多いかもしれませんが、不自然な加工食品の末路とはこのようなものです( ;∀;)。



糖尿病の治療のために、人工甘味料を使用するとさらに病状が悪化するのは当然ですね。

 

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もちろん、グルコースブドウ糖)・フルクトース(果糖)・砂糖が欠乏していることが、最大の糖尿病の原因です(^_-)-☆。