パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『子供の創造性はどこからくるのか?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

昨日は、友人のSean Benwardさんの英語クッキング講座に参加いたしました(^○^)。

 

 

 

ボスニアアルバニア人の方や私が以前、英会話を習っていたJay onyskinさんの奥さんともお会いすることができて非常に楽しい時間を過ごせました(*^。^*)。



肝腎の料理の方は。。。。。

 



まずまずということで(笑)、クッキングの様子をパレオ協会のホームページでも公開していきますね。

 

 

 

もちろん、料理は原始人食です!(^^)!

 

 

 

今後も「英語で原始人食クッキング」を企画していきますので、みなさんも是非ご参加ください。

 

 

 

生きた英語を聴くことが英語学習では肝となります。

 

 

 

さて、子供は本来非常に創造性豊かです。

 

 

 

 

それは、私たち大人のような目的意識をもってそれに集中するというモードとは正反対にいるからです(基礎医学の解剖生理2で詳述しています)。

 

 

 

 

自他の区別なく、まるで私たちの夢の中で旅行しているようなモードが子供(赤ちゃん)の初期設定なのです(これを奪うのも現代社会の教育システム・・・・涙)。

 

 

 

 

大変興味深いのは、私たち大人も子供(赤ちゃん)の脳と同じモードになることがあります。

 

 

 

どのようなときに子供のような創発が起こると思われますか?

 

 

 

それは・・・・

 

 

夢を見ているときです(^○^)。

 

 

 

このときは、脳のシナプスの新しい連結ができるということが分かっています。

 

 

 

 

夢の意味がようやく分かりましたね!(^^)!。

 

 

 

 

さらに・・・・

 

 

幻覚剤を使用したときにも同じことが起こります。

 

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LSDアンフェタミン、あるいは脳内幻覚剤といわれるDMTなどは、夢や子供の脳と同じ状態を作り出すことが報告されました(Cell Rep. 2018 Jun 12; 23(11): 3170–3182)。

 

 

赤ちゃんはずっと幻覚剤を使用している状態(夢遊)なのですね。

 

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赤ちゃんにとっては人生は夢の旅。

 

 

 

これらの幻覚剤は、セロトニンというシックネス・ホルモンの作用をブロックすることで未知への世界のドアを開いてくれます(ホルモンの真実3でこのことを詳しく解説していきますね。)

 

 

普段から糖のエネルギー代謝を回していると、赤ちゃんのような創造性がカムバックしてくるかも知れません(^○^)。

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『DNA鑑定の怪!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

 

みなさん、もし無実にも関わらず有罪と判定されて刑務所に入れられたとしたらどう感じるでしょうか?

 

 

 

いわゆる冤罪(えんざい)ですね。

 

 

 

あるいは、ガンでもないのにも関わらず、ガンと告知されたとしたら。。。。。。

 

 

 

このニュースには驚きました。

 

 

 

米国で、DNA鑑定でなんと7割近い人たちが無実の罪で刑務所に入れられているというニュースです

https://www.nytimes.com/2018/09/21/opinion/the-dangers-of-dna-testing.html)。

 

 

 

米国の105の犯罪捜査の研究所(カナダの2つの研究所も含む)に3人の容疑者のDNA鑑定を依頼したところ、74の研究所が犯罪者のDNAは無実の人のものと判断したといいます。

 

 

 

 

OMG!

 

 

 

DNA鑑定は病気の診断でいうと組織病理診断と同じ重みをもつ重要な判断材料になります。

 

 

 

 

最終決定がDNA鑑定に基づいているといってもよいでしょう。

 

 



この事実の発表は圧力を受けていたようです。

 

 

 

それはそうでしょう。

 

 

 

米国は民間の刑務所だらけですが、これが公に知られると大問題になります。

 

 

 

刑務所を経営する多国籍企業も破たんするかも知れません・・・・

 

 

 

さて、これは遺伝子検査という現代医学の問題にも突き当たります。

 

 

 

 

実は最近になって、遺伝子検査はなんと40%は「偽陽性」となっていることが発表されています(Genet Med. 2018 Mar 22)。

 

 

 

 

 

偽陽性」とは、本当は検査で陽性ではないのに、陽性と判断されるということです。

 

 

分かりやすい例で言いますと・・・

 

 

 

 

アンジェリナ・ジョリーさん。

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DNA検査で乳がんになる確率の高い遺伝子変異が見つかりました。

 

 

 

これで彼女は両乳房を切除したのです。

 

 

 

これが偽陽性(遺伝子変異が実際はなかった)だったらどうなるでしょうか(彼女はもう再検査を要請しているかも知れません)?

 

 

 

 

この事実はまだ後進国の日本ではあまり知られていませんが、法曹界だけでなく医学界も含めて大きな問題となるでしょう(^○^)。

『私が定期的に歯のチェックに行く理由』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

やっと台風が通り過ぎました。

 

 

木の枝葉が散乱しています。。。。また掃除しなければ・・・・・・(#^.^#)。

 

 

日本では、まだ歯科治療で歯のクリーニングには保険適応されています。

 

 

これ以外に日本に住んでいてよいことがあまり思い当りません・・・

 

 

日本はいろいろな意味で住みにくい国になりました。

 

 

 

みなさんはどう感じられているでしょうか?

 

 

 

さて、その歯のクリーニングに関する話題。

 

 

 

 

歯周病を引き起こすとされているバクテリアをマウスの口腔内に投与した実験(PLoS One. 2018 Oct 3;13(10):e0204941)。

 

 

 

さて、マウスはどうなったでしょうか?

 

 

 

なんと脳に炎症が起こり、脳神経細胞が変性したといいます。

 

 

 

人間でいうとアルルハイマ―病と同じ異常なアミロイドタンパクが蓄積したといいます。

 

 

 

 

歯周病がボケる原因になっているということです。

 

 



このことは『続・免疫革命』で詳述していますが、歯周病ではリーキーガットやリーキースキンと同じく、バクテリアが血液中に入ってしまいます。

 

 

 

 

 

バクテリアはある条件でエンドトキシンなどの炎症を引き起こすゴミを放出します。

 

 

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歯をいつも清潔にしておくのは、健康とアンチエイジングの秘訣でもあるということですね!(^^)!。

 

 

(ちなみに私は歯、口腔内が清潔(健康の証)な女性を無意識に選んでいます(^○^))

『お腹の脂肪をとる意外な方法!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

 

最近は筋トレ関係の雑誌にも詳しく基礎医学(生化学)レベルの話が載るようになりました。。。

 

 

 

 

今日も脂肪をとる方法と題した10月号の筋トレ本を読みましたが、かなり詳しい基礎医学の知識が述べられていました。

 

 

一般の健康本よりよほどしっかりした記述があります。

 

 

 

 

ただし、結論は間違っていましたが・・・・・(^○^)。

 

 

 

 

さて、今回は数年前にバニラ先生と開催した美容シリーズでも取り上げた方法が美容だけでなく、痩せる効果があるということが人体実験で証明されました(J Am Acad Dermatol. 2018 Aug;79(2):320-326)。

 

 

 

 

 

それはミトコンドリアの糖のエネルギ―代謝を回す根本物質です。

 

 

 

 

私が基礎医学シリーズでもミラクルホルモンと呼んでいるCO2(二酸化炭素)です(^○^)。

 

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二酸化炭素をお腹の皮下脂肪に注入した実験です。

 

 

 

これでお腹の脂肪が減ったのです。

 

 

 

 

何もせずして、CO2注入だけで脂肪が減って、体重は落ちた訳ですから、これは驚きの結果です。

 

 

 

 

実はこの方法は東欧ではすでに実証済みです。

 

 

 

 

閉塞性動脈硬化症、狭心症、偏頭痛、皮膚の瘢痕、皮膚の艶出し、そしてセルライト(炎症の瘢痕の塊)などにCO2注入は効果があることが分かっています。

 

 

今回の研究では脂肪の減少は半年の期間までで、それ以降は戻ったということでした。

 

 

 

このことから、脂肪組織が死滅したり、リポリシス(脂肪分解)が起こったりして脂肪がなくなった訳ではないことが分かります。

 

 

 

 

CO2は代謝を変化させて、脂肪細胞のサイズを小さくしたということです。

 

 

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今までは、CO2が血流を高める効果があることがその最大の効果とされてきました。

 

 

 

たしかに脂肪組織に血流を増やすことで、脂肪の炎症を抑える効果も関与しているでしょう。

 

 

 

その他には、CO2はお腹に脂肪をつけるストレスホルモンを低下させる効果があるのではないかと考えています。

 

 

 

いずれにせよ、西欧でもようやくCO2療法が認められたということですね(^○^)。

 

 

もちろんCO2を体内で高める方法が究極のダイエット法になるということです!(^^)!



CO2はダエットの救世主になるかも知れません!(^^)!

『男性が惹かれる女性の匂いとは?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

いつもお伝えしている直観は思考に優るということ。

 

 

 

みなさんも、誰かを好きになったときにその理由を説明できるでしょうか?

 

 

 

 

 

後追いでいくつも理由を挙げられるはずです(^○^)。

 

 

 

 

しかし、その理由だけであれば、他の同じ条件を満たしている人でもOKのはずですよね。

 

 

 

 

実際はあなたの無意識が“理屈抜き”で決定しています(*^。^*)。

 

 

「女性は無意識にある特徴のある男性を選ぶ」という事実を基礎医学のホルモン総集編でお伝えいたしました。

 

 

 

今回は、その逆バージョン。

 

 

 

「男性はある特徴のある女性の匂いを好む」という傾向があることが報告されました(Proc Biol Sci. 2018 Sep 12;285(1886). pii: 20181520)。

 

 

 

 

 

この実験は、男性に最も妊娠しやすい時期に女性のわきの下にコットン製のパッドを一晩貼ってもらい、その匂いを嗅いでもらったものです。

 

 

 

そして女性の唾液中のホルモン値を調べています。

 

 

 

その結果は・・・・・

 

 

唾液中のエストロゲン値が高い女性の匂いを男性が好むことが分かったのです。

 

 

エストロゲン

 

 

 



唾液中ということは、血液と同じ細胞外のホルモン濃度。

 

 

 

 

エストロゲンの唾液の濃度が高いということは、エストロゲンの細胞内濃度は低いということ。

 

 

 

 

 

 

エストロゲンはいわゆる女性ホルモンとよばれていますが、そうではありません。

 

 

 

男性にとっても、女性にとってもストレス物質です(拙著『ガンは安心させてあげなさい』参)。

 

 

 

 

 

つまり、エストロゲンの細胞内濃度は低いということは、その女性は健康の場にキープできているということですね。

 

 

 

 

 

また、妊娠しやすい時期ということは排卵がしっかりできているということ。

 

 

排卵にはエストロゲンがしっかりと上昇しないといけません(排卵と生理のときのみエストロゲン高値)。

 

 

 

やはり男性も無意識に健康な女性を選ぶということがはっきりしました。

 

 

 

なぜならば、これも基礎医学の解剖生理でお伝えしたように、匂いという嗅覚はより無意識に近いからです(大脳皮質の介在を受けにくい=洗脳されにくい)。

 

 

この研究者は唾液のエストロゲンが高いことが妊娠しやすいことと勘違いしています。

 

 

 

そうではなく、細胞内のエストロゲン濃度が低いほど妊娠しやすい(=細胞内のプロゲステロンが高い)ということです。

 

 

 

 

 

いずれにせよ、男性が健康かつ妊娠の可能性の高い女性を選ぶ傾向にあること、またその逆に女性が健康な男性を選ぶ傾向のあることは事実のようです!(^^)!。

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『なぜスポーツドリンクを飲むと腸内細菌が死ぬのか?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

 

健康被害はないと当局がハンコを押している人工甘味料

 

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みなさんも、悪玉砂糖の代わりになって安全だと思っていませんか?

 

 

 

 

しかし、人工甘味用すでに糖尿病、肥満(体重増加)、ガンなどの関連が報告されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、6つの代表的な人工甘味用( アスパラターム、サクラロース、サッカリン、ネオターム、アドバンターム、アセサルファームカリウムK<aspartame, sucralose, saccharine, neotame, advantame and acesulfame potassium-k (ace-k>)とそれらを含む10種類のスポーツドリンクが腸内細菌の代表である大腸菌に及ぼす影響を調べた研究が発表されました(Molecules, 2018; 23 (10): 2454)。

 

 

 

 

 

これらの人工甘味料バクテリアに対する毒性は、

 

・細胞障害

・細胞膜破壊

・遺伝子変異

 

に分類されましたが、いずれの人工甘味料もこのどれかの作用によってバクテリアに毒性を示しました。

 

 

 

 

またこれらの人工甘味料を含むスポーツドリンクも同じく、大腸菌に毒性を示したそうです。

 

 

 

 

これらの人工甘味料は、毒として私たちは尿・便から排出します。しかし、下水処理によって人工甘味料は不活性化することはできないといいます。

 

 

 

つまり・・・・・

 

 

 

人工甘味料を含んだ処理された下水は環境中に垂れ流されます。

 

 

 

これは確実に環境中の微生物に悪影響を与えます。

 

 

 

人工甘味料は、環境中の微生物に影響を与える「環境毒」ということなのです。

 

 

 

 

ちなみにバクテリアの遺伝子に対して毒性があるということは、私たちの遺伝子にも同じ作用をするということです。

 

 

 

 

またバクテリアの細胞に対して毒性があるということは、同じ細胞構成(タンパク質の90%が同じ)を持つ私たちの細胞にも毒性を発揮することだということに鋭く気付かないといけません(^○^)。

 

 

 

 

スポーツドリンクを飲んで、気分が悪くなるのはブドウ糖果糖液糖のせいだと思っていましたが、人工甘味料の影響もあるということがはっきりと分かりました(^○^)。

 

 

 

ジムでスポーツドリンクを飲んでいる人も多ですね・・・・

 

『ガンが糖尿病をつくる!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

ガンと糖尿病。

 

   

 

 

 

みなさんは、この2つはまったく違う病気だと思っていませんでしたか?

 

 

糖尿病とガンは細胞レベルでみれば、ほとんど同じ病態です。

 

 

 

生化学という基礎的なサイエンスを少し勉強するだけで、理解できます(^○^)。

 

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したがって、糖尿病はガンになるリスクが高いことは今までお伝えしてきました。

 

 

今回はその逆。ガンが糖尿病を作るメカニズムを突き止めた研究が報告されています(Cancer Cell, 2018)。

 

 

 

この研究ではガン細胞として白血病細胞が使用されています。

 

 

 

白血病細胞は糖を自分の細胞の構成材料にするために、たくさん必要とします。

 

 

そのため、研究者は健常細胞が使用する糖を横取りする戦略を立てたといいます(これはあまりにも擬人的な表現で、本当は結果を見ているだけだと思います(^○^))。

 



それはガン細胞が脂肪細胞から 、正常細胞がインシュリンの感受性を低下させるようなタンパク質を過剰放出させます。

 

 

 

 

つまり、ガン細胞はインシュリン抵抗性というII型糖尿病を作るということです。

 

 

 

 

またガン細胞は、膵臓そのものに作用してインシュリンの産生を落とします(これもガンになった結果だと思いますが・・・)。

 

 

 

 

このようにガン細胞はインシュリンの産生を抑え、かつ正常細胞にインシュリン抵抗性を引き起こすことで、正常細胞が糖を利用できないようにするのです(研究者によると)。

 

 

 

 

私は、ガンが何かの意図をもってそうしたのではなく、ガンの状態が引き起こしたこと(結果)だと思います。

 

 

 

 

現代医学はこのような善悪二分論が大好きです。

 

 

 

ガンを悪玉としたてるから、このような推測にしかならないのでしょう。

 

 

 

いずれにしれ、ガンと糖尿病はまったく同じ病態であることが、傍証されたのではないでしょうか(^○^)。

 



ガンと糖尿病は同じ病態を違う段階で見ただけともいえるかも知れません(^○^)。