心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。
いつもお伝えしている直観は思考に優るということ。
みなさんも、誰かを好きになったときにその理由を説明できるでしょうか?
後追いでいくつも理由を挙げられるはずです(^○^)。
しかし、その理由だけであれば、他の同じ条件を満たしている人でもOKのはずですよね。
実際はあなたの無意識が“理屈抜き”で決定しています(*^。^*)。
「女性は無意識にある特徴のある男性を選ぶ」という事実を基礎医学のホルモン総集編でお伝えいたしました。
今回は、その逆バージョン。
「男性はある特徴のある女性の匂いを好む」という傾向があることが報告されました(Proc Biol Sci. 2018 Sep 12;285(1886). pii: 20181520)。
この実験は、男性に最も妊娠しやすい時期に女性のわきの下にコットン製のパッドを一晩貼ってもらい、その匂いを嗅いでもらったものです。
そして女性の唾液中のホルモン値を調べています。
その結果は・・・・・
唾液中のエストロゲン値が高い女性の匂いを男性が好むことが分かったのです。
唾液中ということは、血液と同じ細胞外のホルモン濃度。
エストロゲンの唾液の濃度が高いということは、エストロゲンの細胞内濃度は低いということ。
エストロゲンはいわゆる女性ホルモンとよばれていますが、そうではありません。
男性にとっても、女性にとってもストレス物質です(拙著『ガンは安心させてあげなさい』参)。
つまり、エストロゲンの細胞内濃度は低いということは、その女性は健康の場にキープできているということですね。
また、妊娠しやすい時期ということは排卵がしっかりできているということ。
排卵にはエストロゲンがしっかりと上昇しないといけません(排卵と生理のときのみエストロゲン高値)。
やはり男性も無意識に健康な女性を選ぶということがはっきりしました。
なぜならば、これも基礎医学の解剖生理でお伝えしたように、匂いという嗅覚はより無意識に近いからです(大脳皮質の介在を受けにくい=洗脳されにくい)。
この研究者は唾液のエストロゲンが高いことが妊娠しやすいことと勘違いしています。
そうではなく、細胞内のエストロゲン濃度が低いほど妊娠しやすい(=細胞内のプロゲステロンが高い)ということです。
いずれにせよ、男性が健康かつ妊娠の可能性の高い女性を選ぶ傾向にあること、またその逆に女性が健康な男性を選ぶ傾向のあることは事実のようです!(^^)!。