パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『DNA鑑定の怪!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

 

みなさん、もし無実にも関わらず有罪と判定されて刑務所に入れられたとしたらどう感じるでしょうか?

 

 

 

いわゆる冤罪(えんざい)ですね。

 

 

 

あるいは、ガンでもないのにも関わらず、ガンと告知されたとしたら。。。。。。

 

 

 

このニュースには驚きました。

 

 

 

米国で、DNA鑑定でなんと7割近い人たちが無実の罪で刑務所に入れられているというニュースです

https://www.nytimes.com/2018/09/21/opinion/the-dangers-of-dna-testing.html)。

 

 

 

米国の105の犯罪捜査の研究所(カナダの2つの研究所も含む)に3人の容疑者のDNA鑑定を依頼したところ、74の研究所が犯罪者のDNAは無実の人のものと判断したといいます。

 

 

 

 

OMG!

 

 

 

DNA鑑定は病気の診断でいうと組織病理診断と同じ重みをもつ重要な判断材料になります。

 

 

 

 

最終決定がDNA鑑定に基づいているといってもよいでしょう。

 

 



この事実の発表は圧力を受けていたようです。

 

 

 

それはそうでしょう。

 

 

 

米国は民間の刑務所だらけですが、これが公に知られると大問題になります。

 

 

 

刑務所を経営する多国籍企業も破たんするかも知れません・・・・

 

 

 

さて、これは遺伝子検査という現代医学の問題にも突き当たります。

 

 

 

 

実は最近になって、遺伝子検査はなんと40%は「偽陽性」となっていることが発表されています(Genet Med. 2018 Mar 22)。

 

 

 

 

 

偽陽性」とは、本当は検査で陽性ではないのに、陽性と判断されるということです。

 

 

分かりやすい例で言いますと・・・

 

 

 

 

アンジェリナ・ジョリーさん。

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DNA検査で乳がんになる確率の高い遺伝子変異が見つかりました。

 

 

 

これで彼女は両乳房を切除したのです。

 

 

 

これが偽陽性(遺伝子変異が実際はなかった)だったらどうなるでしょうか(彼女はもう再検査を要請しているかも知れません)?

 

 

 

 

この事実はまだ後進国の日本ではあまり知られていませんが、法曹界だけでなく医学界も含めて大きな問題となるでしょう(^○^)。