パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『洗剤と芳香剤:ケミカルのコンビネーション』

心身のダイエット・パーソナルコーチのパレオドクターです。

 

 

 

 

 

みなさんは、お部屋の掃除やトイレなどの汚れ落としにホームセンターで売っているような洗剤を使っていないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

あるいは香りのする洗剤などのグッズや芳香剤がお部屋にあるでしょうか?

 

 

 

 

 

日本は塩素大国です。

 

 

 

 

 

水道水、農薬はもちろんのこと、洗剤はすべて高濃度の塩素入り。

 

 

 

 

 

 

給食の野菜やカットフルーツなども・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

さて、洗剤に含まれる次亜塩素酸(hypochlorous acid)、塩素ガス(Cl2)などは気密性の高い(高密度)日本の住宅の屋内では蓄積しています。

 

 

 

 

 

 

これらの塩素あるいは塩素化合物は容易に他の物質と結合して、[炎症ゴミ(炎症を引き起こす抗原)」となります。

 

 

 

 

 

さらには・・・・・

 

 

 

 

 

 

蛍光灯や太陽の光と反応して、ハイドロキシラジカルという最も反応性の高いフリーラジカルを形成します。

 

 

 

 

 

 

 

 

柑橘類に含まれる代表的な単環式モノテルペンに「リモネン (limonene) 」があります。

 

 

 

 

 

 

柑橘系の香りがするために、今や大量に化学合成されて、洗剤、汚れ落とし,芳香剤やシールはがし用のスプレー等に含まれています。

 

 

 

 

 

 

このリモネン。

 

 

 

 

 

 

プーファと同じく炭素の二重結合が2つ(プーファは2個以上(^^)あるために、容易に酸化されます。

 

 

 

 

 

 

 

このリモネンが屋内で塩素やハイドロキシラジカルと反応すると、まさに「有機エアロゾルsecondary organic aerosols (SOAs)」と呼ばれる”炎症ゴミ”になることが報告されました(Environmental Science & Technology, 2019)。

 

 

 

 

 

 

 

 

すでにリモネンが酸化された物質は、喘息や皮膚炎などの炎症ゴミになることが報告されています(Contact Dermatitis. 1992 May;26(5):332-40)(Contact Dermatitis. 2016 May;74(5):273-80)。

 

 

 

 

 

 

私は長い間、病院勤めをしていたので病院内で毎日大量に使用される塩素系洗剤や消毒液、さらにはお部屋の芳香剤の混じった臭いで気分が悪くなっていました。

 

 

 

 

 

 

このような私たちの思いもよらない化学反応が起きて、私たちの健康を蝕んでいることが今回の報告からもよく理解できますね(^^♪。

 

 

 

 

 

 

 

大量生産の石油化学工業は、人類だけでなく生命体を破壊するトロイの木馬なのです(^_-)-☆。

 

 

 

 

 

 

大量生産・大量消費・大量流通の時代はもう限界を超えてしまっていることがあらゆるところで表面化していますね。