パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『運動が骨を強くする仕組み』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

私は昔から運動をしないと頭が回らないタイプでした。

 

 

少々運動しなくてもよいタイプの人もいます。

 

 

 

そのような人は、小さい頃からかなり心身を鍛えています。筋肉や骨がそれを記憶しているので、少々運動しなくてもそれほど影響がないのでしょう。

 

 



さて、「骨を丈夫にするには運動すること]というのは一般常識にもなっていますよね。

 

 

 

 

これは骨にストレスをかけることで、骨にストレス耐性をつけるというような怪しげな(ホルミシス効果と言って喧伝している)説明がなされています。

 

 

 

 

しかし、骨が丈夫というのはどういう状態なのでしょうか?






それは、骨も他の細胞とまったく同じ。

 




骨の細胞の糖のエネルギー代謝が回っているかどうか。

 

 

 

これが骨の新陳代謝に深く関係してきます。

 

 

 

 

骨が丈夫というのは、まさに骨の細胞の新陳代謝が盛んな状態を指します。

 




皮膚にツヤがあるのも、皮膚の細胞の新陳代謝が盛んな状態。

 




最新の研究で、運動によって骨の新陳代謝が盛んになることで、骨が丈夫になるというメカニズムの一端が解明されました(Cell, 2018; 175 (7): 1756)。

 




運動によって、筋肉細胞からあるホルモン(irisin)が放出されます。

 



このホルモンはいわゆるカロリー消費してくれるブラウン・ファットを増やします。

 



今回の研究では、運動によってこのホルモンが増え、その作用で骨を新陳代謝を促すタンパク質(sclerostin)が増えることが確認されました。

 




私たちの体は、動的平衡というような平衡状態を保つようには働いていません。

 



実際は、環境の変化に応じてダイナミックに変化している[波動](=新陳代謝)であることを今回の研究からもよく理解できますよね(^_-)-☆。