心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。
「慢性病は腸から始まる」という有名な言葉を以前ご紹介いたしました(リーキーガット総集編)。
今回、糖尿病、肥満、高血圧などのいわゆるメタボと腸の関係を続・免疫革命DVDにまとめました。
最新の研究で、まさに腸の状態を人工的に変えることで、糖尿病を改善させた興味深い報告がなされました(GIE June 2018Volume 87, Issue 6, Supplement, Pages AB76–AB77)。]
その方法は・・・・・
62名の糖尿病の人たちに、口からチューブを飲み込んでもらい、そのチューブの先端(風船状になっている)を小腸に置きます。
そしてなんとチューブに熱湯を流し込んで、小腸に火傷を負わせたのです!
火傷をおった小腸粘膜はしばらくすると再生します。
再生した後は、1年間にわたって、HbA1c、空腹時血糖、肝機能が改善したというのです。
つまり、小腸の形態形成維持を取り戻した(=リーキーガットを治した)ことで糖尿病が改善したのです。
リーキーガットでなぜ糖尿病になるのでしょうか?
ちょっとみなさん考えてみてください(^^♪。
もちろん、この「荒治療」は永久的な根本治療ではありません(#^.^#)。
改善したあとも、同じライフスタイルであれば、いずれ経過とともにリーキーガットに戻るか、あるいは病気の代謝(脂肪を燃焼させる)によって糖尿病がぶり返します。
さらに小腸粘膜に火傷をおわすこと自体が、さらにリーキーガットを促進します。うまくいけば、この実験のように小腸粘膜が再生しますが、これもその人の糖のエネルギー代謝次第です。
この実験に再現性があるか、あるいは一般化できるどうかはまだ疑わしいですが、理論的にはあり得る内容だと思います。
やはり基本は糖のエネルギー代謝を高めることですね(^_-)-☆。