心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。
みなさん、中学や高校の生物で細胞についての授業があったと思います。
私たちがもっている細胞のイメージはそのときに作られたものだと思います(#^.^#)。
細胞の表面には膜があって、これを細胞膜とよんでいます。
そして、この細胞をつつむ膜は流動性があるといわれてきました。
ちょうどハチミツのようなどろっとしたイメージですね。
何か流動性というのは良い響きに聞こえますよね。
しかし、流動性が過剰になるということは、構造が安定しないことにつながります。
最新の研究で、実際の細胞はこのような流動性はないことが明らかにされました(Cell, November 1, 2018)。
細胞を摘まめば、一瞬にしてその影響が端から端まで伝わるという従来のモデルは、実態と合っていません。
細胞には細胞骨格とよばれるタンパク質があります。
この骨格タンパク質が細胞をしっかりと固定しているのですね。
あとはコレステロールがそれを補強しています。
このように細胞はハチミツのようにドロッとした不安定な構造ではなく、ジェル状の安定した構造になっています(細胞内の水はハチミツのような形状。それを細胞骨格がしっかりと構造を支えている)。
プーファ(多価不飽和脂肪酸)は、細胞に過剰な流動性を与えます。
プーファは、細胞骨格のタンパク質にもダメージを与えるからです。
少しずつですが、人間の過剰な思考(ファンタジー)から離れて、生命現象を観察して俯瞰するというサイエンスの基本が復活しそうな予感がしています(^_-)-☆。