ウーバーなどの会社で空を飛ぶタクシーなどの開発が話題を呼んでいました。車の限界はタイヤがあることですね。
使い古したタイヤはどうするかご存知でしょうか?
焼却炉で燃やすのです。
これは大気汚染の主要な原因ともなっています。
田舎は交通手段が車しかなく、公共バスは東京で排ガス規制のかかった不必要車のおさがりです。
バスの後は真っ黒な排煙がもくもくとあがっています・・・
私は排気ガスを吸う不快感が強く、自分の車がバスやトラックの後ろについたときは、なるべく外気を入れないようにしています(自分の車も排ガスを出していますからエラそうなことはいえないですね(*^。^*))。
車やバイクが通りすぎるたびに、タイヤ、ブレーキパッドやアスファルトの破片が大気中に舞っています。
この車などの排ガスだけではなく、このような破片も大気汚染の主要な原因であり、健康に多大な問題を引き起こすことに警告を鳴らす研究が発表されています(Aerosol and Air Quality Research, 2018; 18 (8): 2014)。
交通量の激しい道路脇で採取したサンプルを調べた研究です。
解析対象は直径が10uM(マイクロメーター)以上の物質。
ちなみにPM2.5という大気汚染物質は直径が2.5 uM以下で今回の解析対象の1/4以下になります。
サンプルを解析するとタイヤ、ブレーキパッドやアスファルトの破片以外にも公害の原因となった重金属が検出されています。
タイヤやブレーキにどのような材料が使用されているかをメーカーは公開しようとしません。しかし、すでにこれらの原材料に亜鉛、鉛、アンチモン、カドミウム、ケイ素化合物、アスベストなどが含まれていることが分かっています(亜鉛以外は少量でも炎症性物質)。
この研究では言及していませんでしたが、これらの大気汚染物質は免疫細胞を過剰に刺激して全身に炎症を引き起こすために糖尿病、がんなどの慢性疾患の原因となります(『新・免疫革命』参)
そしてこれらのエア―ゾル(大気汚染物質)は、とくに乾燥していて温かい気候のときには空気中の濃度が高まります。そして一部は道路の近くの水路から川そして海に放出されます。
私たちはこれらの目に見えない粒子を確実に吸い込んでいますし、また生態系からフィードバックを受けています(食物連鎖)。
このような研究がさらに積み重ねられると、地上をわが物顔で走っている車やバイクが規制される日(空に移行?)もくるかも知れませんね(^○^)。