パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『ゆらゆら揺らすと熟睡できる!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

 

加齢とともに夜の熟睡感がなくなってきます。

 

 

 

 

睡眠の質が悪いと睡眠不足と感じやすくなりますし、実際に肥満などもメタボを引き起こします。

 

 

 

 

 

私も最近になって夜中に何度もトイレに起きるようになりました(涙)。

 

 

 

 

 

朝まで寝れないことも多くなったため、最近は夜中に起きるたびに

塩をハチミツを舐めるようにしています(^_-)-☆。

 

 

 

 

 

 

 

就寝中の夜はストレスが最大のときであり、糖と塩(それとコレステロール)は最大の抗ストレス物質だからです。

 

 

 

 

 

さて、よくハンモックで気持ちよく寝ている姿を見ますね。

 

 

 

 

あのゆらゆら~と揺れる動き。

 

 

 

 

これをロッキング・モーション(rocking motion)といいます。

 

 

 

 

寝るときにロッキング・モーションで揺られて寝ると・・・

 

 

 

 

寝入りが早くなり、かつ熟睡できるという驚きの臨床実験が報告されました(Curr Biol. 2019 Jan 11. pii: S0960-9822(18)31662-2)。

 

 

 

 

しかも、目覚めたあとの記憶力が向上したといいます。

 

 

 

 

 

これは不眠で悩む現代人にとっては一石二鳥以上の吉報ですね(^_-)-☆。

 

 

一晩中、揺ら揺らすることがポイントのようです。

 

 

 

 

ハンモックのようなゆったりとした揺れは0.25Hzくらいだそうですが、これが脳の神経細胞の電気活動による揺れに同期する(レゾナンス)ようです。

 

 

 

 

ちなみにマウスなどの動物実験でも同様に揺ら揺らベッドでは同じく睡眠の質が高くなったようです。

 

 

 

 

動物実験からは三半規管にダメージを与えると、揺ら揺らベッド効果がなくなったことから、三半規管(内耳)が揺れを脳に伝えることで同期が起こるのではないかと推測しています。

 

 

 

 

 

自分のためにも動くハンモックを試作しようかと思案しています(^_-)-☆。

 

 

 

『お腹の脂肪をとるのに最適な方法は?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

 

お腹の脂肪とくに内臓脂肪は、現代人では中年以降には顕著に蓄積していきます。

 

 

 

 

ダイエットでも一番難しいのがこの下腹の脂肪(皮下脂肪+内臓脂肪).

 

 

 

 

内臓脂肪の蓄積は、見かけが悪くなるだけではありません。

 

 

 

 

 

 

がん、心臓血管疾患、糖尿病などあらゆる慢性病と関係しています。

 

 

 

 

 

これを拙著『慢性病は現代食で作られる(続・新免疫革命)』では、

”メタ炎症”と名付けています。

 

 

 

 

 

内臓脂肪の減量方法を統合解析した最新の解析研究が報告されています( Mayo Clinic Proceedings, 2019; 94 (2): 211 )。

 

 

 

 

内臓脂肪の減量のトライは大きく分けて、薬と運動があります。

 

 

 

 

薬は様々なものが使用されています。

 

 

 

 

 

 

糖尿病薬、高脂血症薬、ダイエット薬・・・・・

 

 

 

 

糖尿病薬ではあのメトホルミン(糖のエネルギー代謝をブロック!)、ゲムフィブロジルやリラグルチドといった医薬品が使用されていました。

 

 

 

 

高脂血症薬ではもちろんスタチン製剤(糖のエネルギー代謝をブロック!)です。

 

 

 

 

そして純粋なダイエット薬としてオリスタットという医薬品もトライされています。

 

 

 

 

このうち最も効果のあった医薬品はオリスタットでした。

 

 

 

 

 

この薬は基礎医学講座シリーズでもご紹介しましたが、食事中の脂肪の吸収をブロックする作用を持っています。

 

 

 

 

 

 

 

この解析研究の結果からも、糖の代謝をブロックする薬はさほど効果がなく(長期的にはあらゆる慢性病を引き起こす!)、脂肪の吸収をブロックする作用のあるものがダイエットには効果的でした。

 

 

 

 

 

これは、内臓脂肪がダイレクトに脂肪の摂取や代謝の問題であることを示しています。

 

 

 

 

 

 

ところで、これらの医薬品と運動ではどちらが内臓脂肪を減らす効果が大きかったのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは・・・・・

 

 

 

 

 

運動単独の方が医薬品に優っていたという結果でした(^_-)-☆。

 

 

 

 

 

 

もちろん運動の内容にもよりますが、あらためて筋トレなどの運動がダイエットには最適であることが分かる結果でした。

 

 

 

 

食事と運動を心掛けていれば、いつまでもスリムボディでいれるということです(^_-)-☆。

 

『デンタルフロスの盲点!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

フッ素化合物の危険性は、以前からお伝えしてきました。

 

 

 

 

テフロン加工品、ファイーストフードや総菜に使用される容器、カーペットなどに毒性を持つフッ素化合物(PFASper- and polyfluoroalkyl substances)は甲状腺にダメージを与えることで、あらゆる慢性病を引き起こします。

 

 

 

今回、デンタルフロス使用の頻度が高くなるほど、毒性フッ素化合物の体内蓄積が増加するという驚きの疫学的調査が報告されました(J Expo Sci Environ Epidemiol. 2019 Jan 8)。

 

 

 

 

テフロン糸を使用しているデンタルフロスで歯をゴシゴシしている間に、血液中にフッ素化合物が入ってしまうということですね。

 

 

 

これはフッ素に注意を払っている私にとっても盲点でした(#^.^#)

 

 

 

 

あまり強く歯間をブラッシングすると歯茎から出血しますよね。

 

 

 

 

 

このときに、テフロン糸のフッ素化合物が血液中に入るのです。

 

 

 

 

歯間ブラシやデンタルフロスを調べると、ナイロンとしか書いていませんでしたが、ナイロンの成分にフッ素化合物が入っているかどうかまでは分かりません。

 

 

 

 

販売元に尋ねるしかないと思います。

 

 

 

ちなみにフッ素化合物でコーティングされた箱に入った調理済み食品を頻繁に消費すると、非消費に比べて血液濃度が約2倍上昇したようです。

 



 

 

歯間ブラシやフロスの糸は、最初は絹製だったようです。

 

 

 

 

現在では、エコショップに行かないと絹製の歯間ブラシやフロスが入手できません。


ただし、絹製でもテフロン加工のものもあるようですから、要注意です。

 

 

 

 

揚げ物の油も最初はココナッツオイルでしたが、今では種から化学抽出された植物油脂になっています。

 

 

 

同じ構図ですね。。。。。

 

 

 

一刻も早く絹製に戻してほしいものです(^_-)-☆。

 

『便秘は万病の元!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

私の健康のバラメーターはなんといっても便通です。

 

 

 

 

1日でも排便がないと心身ともに重く、苦しくなってきます。

 

 

 

 

みなさんは如何でしょうか?

 

 

 

 

便秘や腸内バランスの異常が、全身に炎症を引き起こす(「メタ炎症」といいます)ことを動物実験などを含めて詳しく拙著『慢性病は現代食で作られる(続・新免疫革命)』述べました。

 

 

 

今回、便秘と全死因死亡率・心臓血管疾患(冠動脈疾患)発症・脳梗塞(虚血性脳卒中)の関係を調べた疫学的調査が報告されています(Atherosclerosis. 2018 Dec 23;281;114-120)。

 

 

 

 

便秘の人は、便秘と全死因死亡率・心臓血管疾患(冠動脈疾患)発症・脳梗塞(虚血性脳卒中)がそうでない人よりも有意に高いという結果でした。

 

 

 

 

便秘薬を使用している人も同じくこれらのメタ炎症による慢性病が多い傾向にありました。

 

 

 

便秘薬そのものは非常に有用だと思いますが、「便秘薬を使用しなければならない状態=糖のエネルギー代謝甲状腺機能)が低下している状態」ということを示しています。

 

 

 

 

便秘は小腸での腸内細菌増殖とほぼイコールです。

 

 

 

 

小腸から入るバクテリアの毒素がメタ炎症の最大の原因でした。

 

 

 

 

 

これは高プーファ食を日常的に摂取している場合でも同じメカニズムでした(バクテリアの毒素が血液中に入る)。

 

 

 

 

 

プーファはダイレクトに動脈硬化を引き起こしますが、間接的にメタ炎症を引き起こすことでも動脈硬化に拍車をかけるのです。

 

 

 

 

 

今回の疫学的調査でも追証されましたね(^_-)-☆。

 

 

 

 

 

 

クワイノンという伝統的に下剤として使用されているハーブは、その他にも糖のエネルギー代謝を高める作用(=強力な抗ガン作用)を持っています。

 

 

 

 

 

伝統的ながん治療が、瀉血(鉄を取り除く)や下剤(エンドトキシンを減らす)であることは偶然ではありません(^_-)-☆。

 

 

 

『感染症の根本治療ー鉄を奪え!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

 

 

最近、スーパー梅毒(抗生物質が効かない)が日本でも流行しているといいます。

 

 

 

 

バクテリア感染で一番恐ろしいことは・・・・

 

 

 

 

 

『慢性病は現代食でつくられる(続・新免疫革命)』の大きなテーマでもあったフリーの鉄が血液内に入ることです。

 

 

 

 

 

現代医学では、バクテリア感染の治療は抗生物質と決まっています。

 

 

 

 

しかし、これが根本治療にはなり得ないことを以前にもお伝えいたしました。

 

 

 

 

 

効果がなくなるばかりか、耐性菌も増やしてしまいます。

 

 

 

 

 

梅毒菌も同じです。

 

 

 

 

 

抗生物質を乱用してしまうと、スーパー梅毒を作ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

最新の研究でも、拙著を追証する結果が報告されました(Pathog Dis. 2018 Jul 1;76(5))。

 

 

 

 

 

 

抗生剤が効果を発揮をしない理由の一つとして、バクテリアが「バイオフィルム」というもの形成して、”連帯"することが挙げられます。

 

 

 

 

あたかも一つ一つのバクテリアが集合して、アメーバのように一つの大きな生物となるようなイメージです。

 

 

 

 

 

この集合体には抗生物質が届きにくいため、効果を出すことができません。

 

 

 

 

 

このような場合にでも有効な治療法が分かったのです(^^♪。

 

 

 

 

 

それは、血液の鉄を除去すること(^_-)-☆。

 

 

 

 

 

血液中の鉄をキレート(結合)する物質を投与すると、バクテリアが重要な栄養分である鉄を利用できなくなり弱るのです。

 

 

 

 

 

血液中の鉄を除去すると、抗生物質の効果も高まるということでしたが・・・・・

 

 

 

 

 

抗生物質を使用しなくても、血液中の鉄を低下させるだけで、感染症を治癒させることができることがすでに10年以上前に報告されています。

 

 

 

 

 

瀉血療法(血を抜く)は感染症には抜群の効果を持っていたのです。

 

 

 

 

よく献血をすると調子が良くなると言いますが、その理由は血液中の鉄を除去することですね(^_-)-☆。

 



 

 

 

 

『目と腎臓によい物質とは』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

 

現代医学でよく使用されている抗凝固剤(血液を凝集させない薬)にワーファリンという薬があります。

 

 

 

 

心臓の不整脈脳梗塞や動脈閉塞予防に使用されています。

 

 

 

 

 

このワーファリンの主作用は・・・・

 

 

 

 

ヘルシネス・フィールド(健康の場)をキープするのに欠かせない脂溶性ビタミンKの作用をブロックすることです。

 

 

 

 

 

ビタミンKは、プーファによる電子の渋滞を解消するクワイノンに分類されます。アントラキノンやコエンザイムQ10と同じ作用をするものです。

 

 

 

 

今回、ビタミンKは大血管だけでなく、微小血管でも石灰化を止めて血流を維持する重要な働きがあることが報告されています(Sci Rep. 2018; 8: 15088)(Nephrol Dial Transplant. 2018 Jul; 33(7): 11221128)。

 

 

 

 

 

とくに網膜、腎臓などには細い血管が豊富に走っています。

 

 

 

 

 

ビタミンKは、これらの微小血管の血流を良くしてくれるのです。

 

 

 

 

ちなみに網膜と腎臓が真っ先にやられるのは、糖のエネルギー代謝が止まった糖尿病の状態。

 

 

 

 

 

つまり、糖が利用できない状態(=脂肪をエネルギー源としている場合)は目と腎臓の微小循環にダメージを与えるということです。

 

 

 

 

 

実際に糖尿病の腎臓障害は脂肪をエネルギー源とする(=糖質制限、ケトン食など)ことで起こることがすでに報告されています(^_-)-☆。

 

 

 

 

 

その他、ビタミンKには、骨や筋肉増強作用があります。

 

 

 

 

 

皮膚のシミ予防やハリももたらしてくれるので、美容にも最適ですね。

 

 

 

 

ワーファリンの持続投与を私が臨床の現場で勧めない最大の理由は、血管系・骨・筋肉そしてミトコンドリアにダメージを与え、最終的に糖のエネルギー代謝をブロックするからです(^_-)-☆。

 

 

 

 

 

最近、視力が低下してきたと感じるときには、ビタミンKの摂取も一考してみましょう。(^_-)-☆。

 

『揚げ物を食べると死亡率が高まる!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

 

現代食の寵児ともいえる”フライもの”。

 

 

 

 

子供も小さい頃から与えていると好きになります。

 

 

 

 

とくに疲れているときは、妙に揚げ物を食べたいというひとがいます。

 

 

 

 

これは、油が一番カロリーが高いので、体がそれを欲しているのかも知れません。

 

 

 

ただし・・・・

 

 

 

若い頃は因果関係に気づきませんでしたが、今では揚げ物を食べると、必ずそのあとに気分が悪くなります・・・・・・・

 

 

 

この気分が悪くなる原因は、揚げ物に使う油(それとフィッシュオイル)にあります。

 

 

 

 

現代の揚げ物は、すべて植物油脂を使用しています。

 

 

 

 

植物油脂の害悪を知っている研究者たちが、揚げ物の摂取と死亡率の関係を調べた最新の疫学的調査が発表されました(BMJ, 2019; k5420

 

 

 

 

 

1日に12回以上揚げ物を食べる人は、まったく揚げ物を食べない人より心臓血管疾患による死亡リスクが8%高いという結果でした。

 

 

 

 

興味深かったのは、フライドチキンとフライドフィッシュの摂取を分けて死亡リスクも調べている点でした。

 

 

 

 

 

フライドチキンを1日に12回以上摂取している人は、そうでない人より、総死亡リスクは13%、そして心臓血管疾患による死亡リスクが12%高い結果でした。

 

 

 

一方のフライドフィッシュを1日に12回以上摂取している人は、そうでない人より、総死亡リスクは7%、そして心臓血管疾患による死亡リスクが13%高い結果でした。

 

 

 

 

これを見ると、フライドチキンもフライドフィッシュも死亡リスクの上昇は同じ程度に見えますね。

 

 

 

 

 

イワシやアジのフライのように、フライドフィッシュに寒冷魚を使う場合は、さらに死亡リスクは高まるでしょう(この場合は、最も酸化しやすいフィッシュオイルが含まれている)。

 

 

 

 

今回の研究は、あくまでも疫学的調査なので、因果関係を示した研究ではありません。

 

 

 

 

 

いずれにせよ、「揚げ物は体に悪い」ということは、疫学的調査でも推測できるということは言えるでしょう(^_-)-☆。

 

 

 

 

ちなみに揚げ物の油をココナッツオイル(特に人工的に飽和させたもの)を使用すると、揚げ物の弊害はなくなります(^_-)-☆。

 

 

 

私もココナッツオイルでの揚げ物を最近食べましたが、気分が悪くなることはありませんでした。

 

 

しかし、オーヴンでローストした方が風味も優っていると思います(^_-)-☆。