パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『ミツバチを“ジャンキー”にする方法:ネオニコチノイドに中毒性あり!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

ネオニコチノイド系殺虫剤に中毒性がある・・・・・

 

 

 

 

 

 

え、農薬に中毒性が???

 

 

 

 

 

 

私たちヒトではなく、マルハナバチ(bumblebee)を使った実験でこのことが明らかになっています(Proc Biol Sci. 2018 Aug 29;285(1885). Pii―: 20180655)。

 

 


 

 

拙著『自然治癒はハチミツから』にも書きましたが、ネオニコチノイド系殺虫剤には、様々なダメージを生体内に引き起こします。

 

 

 

 

 

ハチの餌(ショ糖)にネオニコチノイド系殺虫剤(thiamethoxam)を混ぜて10日間与える実験を行いました。

 

 

 

 

すると・・・・・・

 

 

 

 

 

10日目には、純粋なショ糖よりも、ネオニコで汚染されたショ糖の方を好むようになったのです。

 

 

 

 

 

今回ショ糖に混ぜたネオニコチノイド系殺虫剤(thiamethoxam)の濃度は、一般の畑で散布され、検出される濃度に設定されています。

 

 

 

 

 

つまり、実際のフィールドでも、ハチたちは、ネオニコ汚染されている花蜜の方を好むようになるということです。

 

 

 




それで採集されるハチミツには、もちろんネオニコが蓄積していきます。

 

 

 

 

 

研究の考察では、ネオニコにはニコチンやカフェインのように、脳神経を刺激する作用があるため、中毒性が形成されたのではないかとしています。

 

 

 

 

 

中毒というのは、それによって体内がシックネス・フィールド(病気の場)になることです。

 

 

 

 

 

まさにハチにとってのネオニコは、私たちの覚せい剤と同じ作用を持っているということですね。

 





作物(自然の草木も)の80%はハチによる受粉が必要です。

 




ハチに覚せい剤を与えてジャンキーにしてしまうと、作物だけでなく、自然そのものが破壊されていきます。

 

 

 

 

 

短期的な金儲け(農薬・製薬・石油化学コングロメリット)で、最終的に自分たちの首が締まることに危機感を感じないのですから、これにはもう言葉も出ません。

 

 

 

まあ、原発を含めてすべての分野に共通していますが・・・・

 

 

 

小学生以下の想像力しかない集団(本当の寄生虫)が本当の地球の汚染源かも知れません(^_−)−☆。

 

『最強の抗生物質の登場???』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

 

みなさんは、風邪を引いたら、病院に行って何を処方してもらうでしょうか?

 

 

 

 

 

 

やはり抗生物質を処方してもらうことが多いかも知れません。

 

 

 

 

 

 

しかし、最近は耐性菌を作ったり、強い副作用が出たりして、抗生物質という薬の有効性が疑問視されるようになりました。

 

 

 

 

 

 

そこで・・・・・

 

 

 

 

 

遺伝子編集(GE)の登場です(^^♪。

 

 

 

 

 

 

遺伝子編集技術(クリスパーキャスナイン、CRISPR-Cas9)によって、病原菌の遺伝子をカット&ペーストすることで、死滅させようという試みが報告されました(Nature Communications, 2019; 10 (1) )。

 

 

 

 

 

 

この遺伝子をカットする酵素をある運搬体(プラスミッド)に組み込んで、病原菌の遺伝子に組み込ませるという手法。

 

 

 

 

 

 

 

これによって、病原菌は自らの遺伝子をカットして、死滅してしまうという仕組みです。

 

 

 

 

 

今回の黄色ブドウ球菌大腸菌を混合培養した細胞実験では、この手法が上手くいったようです。

 

 

 

 

おいおい・・・・

 

 

 

 

遺伝子をカットしてバクテリアが死滅するなら、植物・動物やヒトに応用したらどうなるの?・・・・・(長期的に恐ろしい副作用が待ち構えている)

 

 

 

 

 

 

 

 

それはさておき・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

このような遺伝子をいじる方法は、すぐに耐性ができます。

 

 

 

 

 

ちなみに、バクテリアに遺伝子編集ウイルス(bacteriophage)を感染させて、バクテリアを破壊する臨床試験も開始されています。

 

 

 

 

 

バクテリアには、耐性ができて生き残った遺伝子をすぐに全体(他のバクテリア)に伝えられる能力があるため、遺伝子編集(GE)という武器もすぐに無力化されていきます。

 

 

 

 

 

つまり、抗生物質と同じく、耐性菌との追いかけっこになり、根本治療にはなり得ないのです。

 

 

 

 

 

 

さらに遺伝子編集は、抗生物質よりも強力な耐性菌を作ってしまう可能性も秘めています。

 

 

 

 

 

これは基礎的なサイエンスを学んでいないために、頻繁に起こる実験デザインそのものの間違いです。

 

 

 

 

 

「病原菌を叩く」という二元論そのものが、単なる思想であり、サイエンスではないのです(^^♪。

『なぜ私は魚釣りをしないのか?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

男性で魚釣りが趣味の人は多いですね。

 

 

 

 

私も小学生の時には、溜め池でフナや鯉を釣って喜んでいましたが・・・・・

 

 

 

 

 

ある時から、この釣りが生理的に受け付けなくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

特に医師になってからは、さらに・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

外科の外来を担当しているとよく釣り針が指を貫通したり、刺さって来られる方を何度も受け持ちました。

 

 

 

 

 

 

釣り針は、一回フックすると抜けないように“返し(barb)”という構造が付いています。

 

 

 

 

 

このために、指に刺さった釣り針は、抜くことはできません。

 

 

 

 

 

それでどうするかと言いますと・・・・・

 

 

 

 

 

その針をそのまま進行(刺入)方向に通して(つまり針を貫通させて)針を抜くのです。

 

 

 

 

 

これは処置していても痛々しく、痛みを想像できるだけに、嫌な作業でした(当の釣り針が刺さった本人の方がケロッとしていることが多かったです(^_−)−☆)。

 

 

 

 

 

そうです。

 

 

 

 

 

私は魚の口にフックする釣り針で、魚の痛みを想像するようになってからは、釣りという行為が生理的にうけつけなくなったのです。

 

 

 

 

 

さて、こんなことを言うと必ず

「魚は人間のような脳がないので、同じような痛みや苦しみがない」

と言い張る輩がいます。

 

 

 

 

 

 

 

魚は生きたまま、まな板の上で切り刻まれますよね。

 

 

 

 

果たして、このような主張は本当でしょうか?

 

 

 

 

 

最新の研究で、魚はほぼ人間と同じように痛みを認知していることが報告されました(Philos Trans R Soc Lond B Biol Sci. 2019 Nov 11;374(1785):20190290)。

 

 

 

 

 

 

実験では、水槽の魚に電気ショックを与えて痛みを引き起こすと、3日間一切餌を食べなくなったようです。

 

 

 

 

 

 

釣り針で頻繁に魚の口をフックしても、餌を食べなくなりました。

 

 

 

 

 

 

さらに・・・・・・

 

 

 

 

 

魚の身体の一部を傷つけると、人間と同じく過呼吸になりました。

 

 

 

 

私たちは痛みが強いと、そのショックでパニックになり過呼吸になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして痛みのある部分を尾で擦る行為も認められたようです。

 

 

 

 

 

これも痛む部分を擦る私たちの行為と同じですね。

 

 

 

 

 

以前、脳神経系がない昆虫でさえ痛みを感じていると言う研究をご紹介しましたが、魚も同じです。

 

 

 

 

 

私はおそらく植物でさえ、痛みを感じると考えています。

 

 

 

さて、『東京喰種トーキョーグール』と言うアニメの話を聞いたことがあります。

 

 

 

 

 

グールという生き物は人間しか食べないという設定です。

 

 

 

 

 

人間を魚のように生け捕りでまな板の上で、切り刻んで生でも食べるのです。

 

 

 

 

 

「それはひどいじゃないか!」という抗議に対してグールは、



「人間はもっとひどい。我々は地球で人間しか食べないんだ。しかし、人間は地球上のありとあらゆるものを食べ尽くす。」と言った名セリフがあります。

 

 

 

 

 

興味深いのは、ビーガンやベジタリアンの人肉はマズイという設定になっていることです。

 

 

 

 

これは体内がプーファだらけになっているからですね(この著者は私の本を読んでいたのでしょうか?)。

 

 

 

 

 

このマンガは「人間中心主義(ヒューマニズム)」という思想の恐ろしさを考えさせることが主旨であるのは一目瞭然です。

 

 

 

 

魚も含め全ての生命体は、構造が違うものの、機能は等しく持っています。

 

 

 

 

ヒトだけが大きい脳を持っているからというだけの理由で、ハイエラルキーの頂点に君臨しているというようなニムロデの思想。

 

 

 

これは、単なる幻想(いや過剰に肥大した欲望)にしか過ぎないということが本当のサイエンスによって突きつけられているのです。

『養殖のサーモンにはなにが入っているのか?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

みなさんは、サーモンをよく食べているでしょうか?

 

 

 

 

 

惣菜やお寿司などの弁当ものにもよく見かけますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

このサーモンは狭い養殖場でギュウギュウに詰め込まれて養殖されています。

 

 

 

 

 

日本でよく見かけるブロイラーと養豚場と同じですね。

 

 

 

 

 

いや世界中で同じ光景が認められます・・・・・・・・

 

 



(ヒューマニズム(人間中心主義)というとんでもない思想が招く人間の悪事の一つです(^_−)−☆)

 

 

 

 

 

スーパーに並ぶサーモンはこの養殖ものです。

 

 

 

 

 

 

私は数十年前にこの養殖の実態を聞いて戦慄したことがあって、あまり積極的にはサーモンを食べてきませんでした。

 

 

 

 

 

 

ワイルド・サーモンと養殖モノを比べると、その違いは一目瞭然です。

 

 

 

 

 

もちろん、オメガ3の害悪が分かってからはワイルド・サーモンにも近寄りもしていません(^_−)−☆。

 

 

 

 

 

さて、そのサーモンの養殖についてです。

 

 

 

 

 

 

サーモンに脂をのせるために・・・・・・・・・

 

 




なんと養殖業者は、サーモンにフィッシュオイルを与えていたのです!

 

 

 




もちろん、フィッシュオイルはすぐに酸化してアルデヒドを発生させるので、ある物質と組み合わせて給餌していました。





その物質とは・・・・・・

 

 




エトキシクイン(ethoxyquin)と呼ばれる抗酸化作用を持つと言われている物質です(その他にもbutylated hydroxytoluene (BHT)も抗酸化物質として使用されています)。

 

 

 

 

 

これらの抗酸化物質あるいは酸化物がサーモンに残留していることがすでに報告されています(Food Addit Contam Part A Chem Anal Control Expo Risk Assess. 2010 Dec;27(12):1652-7.)。

 

 

 




私の中で、この論文を読んだ時に瞬時に“レッドフラッグ”が立ち上がりましたが、やはり・・・・・・

 

 

 

 

 

このエトキシクイン(ethoxyquin)は、私たちの白血球の遺伝子にダメージを与えることが分かっています(Toxicol Lett. 2006 May 5;163(1):77-83)。

 

 

 

 




 

抗酸化物質はシックネス・フィールド(病気の場)では、発がん作用を持っているので当然の結果と言えます。

 

 

 

 

 

ちなみに、最近はフィッシュオイルそのものがコスト高なので、遺伝子組み換え(GM)の植物油脂を給餌しているようです。

 

 




その場合は、サーモンの脂はオメガ6になることが確認されていますので、まだオメガ3よりはマシかも知れません。

 

 

 

 

ただし、GMの植物油脂ですから、グリホサートなどの残留が懸念されます。

 

 

 

 

 

 

これに遺伝子編集(GE)のサーモン登場です。

 

 

 

 

餌も遺伝子組み換え(GM)とケミカル(農薬、薬剤以外にも発色剤や環境ホルモンも検出されている)まみれですから、現代のサーモンは一体何を食べているのか想像を絶しますね(^_−)−☆。

『脱毛(alopecia)を早期に発見する方法』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

みなさんの髪の毛は元気でしょうか?

 

 

 

 

 

 

厳格に糖質制限やマクロビなどをした方の悩みのひとつが、脱毛症(alopecia)です。

 

 

 

 

 

 

心身がすでに疲労しているのに、髪の毛のことなんて・・・・・・

 

 

 

 

 

という方。

 

 

 

 

心身が疲労している人ほど、脱毛に悩まされることになります(^_−)−☆。

 

 

 

 

 

脱毛は遺伝と誤解されていると思いますが、そうではありません。

 

 

 

 

 

最新の研究で、脱毛を早期に発見する方法が発表されました(Scientific Reports, 2019; 9 (1))。

 

 

 

 

 

それは毛包(hair follicle)の電気活動を間接的に調べる方法です。

 

 

 

 

毛包(hair follicle)には、新しい髪の毛根細胞の幹細胞が多数存在しています。

 

 

 

 

 

 

実験では、磁場測定器(magnetoencephalogram or MEG )を髪の毛(毛根)に軽く圧迫して装着しました。

 

 

 

 

 

 

 

髪の毛の元気な人では、電気活動が観察されました。

 

 

 

 

 

ところが・・・・・・

 

 

 

 

 

すでに脱毛している人では、電気活動が全く観察されなかったのです。

 

 

 

 

 

 

 

つまり、毛根にある毛包(hair follicle)の電気活動で脱毛が予測できるということです。






細胞の電気活動は、糖のエネルギー代謝で生まれます。

 

 

 

 

 

 

つまり、脱毛はとりもなおさず糖のエネルギー代謝の低下を意味しているのです(^_−)−☆。

 

 

 

 

 

 

毛根だけに、糖のエネルギー代謝ミトコンドリアの酸化的リン酸化)がないというような遺伝はありません。

 

 

 

 

 

抗がん剤の投与や放射線治療では、完全に脱毛します。

 

 

 

 

 

 

これは、全身の糖のエネルギー代謝の低下を脱毛が反映しているからです。

 

 

 

 

 

なぜなら、髪の毛も脳と同じく非常にエネルギー消費の高い組織だからです(エネルギー需要の多い脳、髪の毛や骨髄が最初に影響を受ける)。

 

 

 

 

 

 

親がハゲているから、将来が心配というあなた。

 



 

 

髪の毛のエネルギー代謝を調べると将来が予測できるかも知れません。





いずれにせよ、脱毛を防ぐには、短期的に何か薬剤を頭皮にすり込むことでは、根本解決にはなりません。

 

 

 

 

最低は5年くらいかけて、じっくりと糖のエネルギー代謝を高めることに専念しましょう。

 

『ティーバッグの紅茶やハーブは安全か?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

ホテルに泊まると紅茶、コーヒーやハーブのティーバッグがありますよね。

 

 

 

 

宿泊の時に、お湯を沸かしてホテルの備品のティーバッグを飲んだことはあるでしょうか?

 

 

 

 

 

私は大量生産品の中身を信用していないので、これらのティーバッグに手をつけませんが・・・・・・

 

 




最新の研究で、この一般に流通している(大量生産品)のティーバッグは、プラスチック製であること。そして、お湯に浸すと、そのプラスチックが溶け出してくるという実態が報告されました(Environ Sci Technol. 2019 Sep 25)。

 

 

 

 

 

実験では、プラスチック製のティーバッグを使った市販の紅茶を4種類から、それぞれのティーバッグの中から茶葉を取り出しました。

 

 

 

 

 

 

空のティーバッグを洗った上で95度のお湯に浸し、そのお湯を電子顕微鏡で観察したところ・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

なんとティーバッグ1袋から約116億個のマイクロプラスチックと31億個のナノプラスチックが確認されたのです。

 

 

 

 

 

OMG!

 

 

 

 

 

この量は、他の食物において過去に報告されている量の数千倍ものオーダー。

 

 

 

 




つまり、ティーバッグの飲み物で、私たちは目出度くマクロ&ナノプラスチックを大量に飲み込んでいるということです。

 

 

 

 

 

 

実験では、さらにミジンコをこのティーバッグに通したお湯の中に入れました。

 

 

 

 

そうすると、ミジンコに行動異常が出たようです。

 

 

 

 

 

すでにマクロ&ナノプラスチックの土壌・水質汚染が進行していて、海洋蓄積で魚や海洋動物が大量のプラを吸い込んでいることをお伝えしてきました。

 

 

 

 

 

 すでに水道水やボトルウォーターにも含まれているでしょう。

 




これにプラのティーバッグは拍車を掛けることになります。

 

 

 

プラはエストロゲン(発がん物質)ですから、みなさんも十分にご留意ください。

『睡眠は必要ない???』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

 

みなさんは、朝起きた時に爽快感があるでしょうか?

 

 

 

 

 

私は、ここ20年経験したことがありません・・・・・・・

 

 

 

 

その理由は、自分の糖のエネルギー代謝の低下によって、ストレス過多とストレス耐性の低下を招いていることです。

 

 

 

 

 

 

みなさんは十分な睡眠をとられているでしょうか?

 

 

 

 

 

睡眠について調べていると、興味深い研究論文に出会いました。

 

 

 

 

その論文の趣旨は、なんと「人間に睡眠は必要ない」という仮説(Med Hypotheses. 2019 Oct 15;134:109434)。

 

 

 

 

 

 

私の今までの研究成果とは真逆の仮説だったので、どのような内容か楽しみにしていたのですが・・・・・・

 

 

 

 

 

この著者は、自分がデキサメタゾン(dexamethasone)というステロイドの注射を継続的に受けていた時の体験が元になっています。

 

 

 

 

 

このコルチゾールの注射を受けている間は、ほとんど眠ることができずに、夜中も覚醒していたと言います。

 

 

 

 

 

 

はい、これは断食や厳格な糖質制限と同じ状態ですね(^_−)−☆。

 

 

 

 

 

 

厳格な糖質制限をして不眠になったという悩みをよく聞きました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、著者がステロイドを減量していくと、少しずつ眠る時間が増えてきました。

 

 

 

 

 

 

この著者の体験からは、ステロイドの注射で眠れなかった時にでも、翌日は疲労感や眠気がなく過ごせたようです。

 

 

 

 

 

この体験を持って、実はヒトの睡眠は野生の夜行性の肉食動物から身を守るために発達したのであって、現代では必要ないのではないかという論理展開をしていました。

 

 

 

OMG!

 

 

 

 

 

ステロイドの注射で翌日も眠れずに元気だったというのは、高コルチゾールが継続しているからです。

 

 

 

 

 

 

コルチゾールによって、リポリシスが起きるために、プーファが血液中に溢れかえりますが、ここから形成されるエイコサノイドに覚醒作用があるのです(これを元気と勘違いしている)。

 

 

 

 

 

したがって、脳は常時覚醒しているために、完全なエネルギー不足に陥っています(かつプーファによって脳神経細胞も死滅していく)。

 

 

 

 

 

脳と繋がっている身体も同じく休めないために、全身の筋肉もエネルギー不足に陥っています。

 

 

 

 

 

この状態が続くと、ある時点で意識障害&多臓器不全で倒れます。

 

 

 

 

 

私は実際に入院している方で、長期にわたってステロイド注射を受けて、多臓器不全になった方を数名知っています。

 

 

 

 

この著者は幸いにして、ステロイドを減量してフリーにしたので、一命を取り留めたのです。

 

 

 

 

睡眠は、脳(その他の器官)がリラックス状態でエネルギーを充当する大切な生命の営みです(基礎医学講座 参)。

 

 

 

 

昆虫、魚類、爬虫類、鳥類その他の哺乳類にも睡眠が認められることからも、睡眠は生命体にとって必須の営みであることが分かります(^_−)−☆。