パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『睡眠は必要ない???』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

 

みなさんは、朝起きた時に爽快感があるでしょうか?

 

 

 

 

 

私は、ここ20年経験したことがありません・・・・・・・

 

 

 

 

その理由は、自分の糖のエネルギー代謝の低下によって、ストレス過多とストレス耐性の低下を招いていることです。

 

 

 

 

 

 

みなさんは十分な睡眠をとられているでしょうか?

 

 

 

 

 

睡眠について調べていると、興味深い研究論文に出会いました。

 

 

 

 

その論文の趣旨は、なんと「人間に睡眠は必要ない」という仮説(Med Hypotheses. 2019 Oct 15;134:109434)。

 

 

 

 

 

 

私の今までの研究成果とは真逆の仮説だったので、どのような内容か楽しみにしていたのですが・・・・・・

 

 

 

 

 

この著者は、自分がデキサメタゾン(dexamethasone)というステロイドの注射を継続的に受けていた時の体験が元になっています。

 

 

 

 

 

このコルチゾールの注射を受けている間は、ほとんど眠ることができずに、夜中も覚醒していたと言います。

 

 

 

 

 

 

はい、これは断食や厳格な糖質制限と同じ状態ですね(^_−)−☆。

 

 

 

 

 

 

厳格な糖質制限をして不眠になったという悩みをよく聞きました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、著者がステロイドを減量していくと、少しずつ眠る時間が増えてきました。

 

 

 

 

 

 

この著者の体験からは、ステロイドの注射で眠れなかった時にでも、翌日は疲労感や眠気がなく過ごせたようです。

 

 

 

 

 

この体験を持って、実はヒトの睡眠は野生の夜行性の肉食動物から身を守るために発達したのであって、現代では必要ないのではないかという論理展開をしていました。

 

 

 

OMG!

 

 

 

 

 

ステロイドの注射で翌日も眠れずに元気だったというのは、高コルチゾールが継続しているからです。

 

 

 

 

 

 

コルチゾールによって、リポリシスが起きるために、プーファが血液中に溢れかえりますが、ここから形成されるエイコサノイドに覚醒作用があるのです(これを元気と勘違いしている)。

 

 

 

 

 

したがって、脳は常時覚醒しているために、完全なエネルギー不足に陥っています(かつプーファによって脳神経細胞も死滅していく)。

 

 

 

 

 

脳と繋がっている身体も同じく休めないために、全身の筋肉もエネルギー不足に陥っています。

 

 

 

 

 

この状態が続くと、ある時点で意識障害&多臓器不全で倒れます。

 

 

 

 

 

私は実際に入院している方で、長期にわたってステロイド注射を受けて、多臓器不全になった方を数名知っています。

 

 

 

 

この著者は幸いにして、ステロイドを減量してフリーにしたので、一命を取り留めたのです。

 

 

 

 

睡眠は、脳(その他の器官)がリラックス状態でエネルギーを充当する大切な生命の営みです(基礎医学講座 参)。

 

 

 

 

昆虫、魚類、爬虫類、鳥類その他の哺乳類にも睡眠が認められることからも、睡眠は生命体にとって必須の営みであることが分かります(^_−)−☆。