心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
米国では、ファイザー(Pfizer・BioTech)に引き続き2021年12月18日に、モデナ(Moderna)社の新型コロナウイルス遺伝子ワクチンの緊急使用許可が米食品医薬品局(FDA)によって承認されています(緊急使用であって正式な承認ではありません(^_−)−☆)。
2020年12月21日〜2021年1月10日までに1回目接種した404万1,396例で有害事象(副作用)の1,266件がワクチン有害事象報告システム(VAERS)に報告されています。
ワクチン有害事象報告システム(VAERS)は、次作でも詳述しているとおり、実態の1%以下しか報告されない過少申告システムですから、実際の有害事象は10万件(約3%)をこえているということです。
モデナの遺伝子ワクチンは、ファイザーと同じものですので、当然アナフィラキシーショックを含むアレルギー反応が起こるケースがあるはずです。
米国疾病予防センター(CDC)の発表では、重度のアレルギーを引き起こしたもののうち、10例にアナフィラキシー反応に該当するとしています(『Allergic Reactions Including Anaphylaxis After Receipt of the First Dose of Moderna COVID-19 Vaccine — United States, December 21, 2020–January 10, 2021』CDC, Morbidity and Mortality Weekly Report (MMWR),January 29, 2021)。
ということは、1,000例は最低でもアナフィラキー反応が起こっているということになります。
今回もアナフィラキシー発現例の半数が過去にアナフィラキシーを経験しているとしていますので、少なくとも過去に何かに対してアレルギー反応を起こした既往のある人は、ワクチン接種の対象から外すべきです(medical exemption)。
今までは、宗教上、倫理上あるいは今回のようにアレルギーがあるなどの医学的理由があれば、ワクチン接種は免除できました。
倫理上の問題というのは、次作に詳述しましたが、新型コロナ遺伝子ワクチンを含めて、多くのワクチンが中絶胎児細胞を使用して大量生産されている問題です。
今回の新型コロナ遺伝子ワクチンに関しては、よほどの医学的理由がない限りは免除しないという方針ですが、米国でも遺伝子ワクチン接種を拒否したり、躊躇したりしているケースが目立ってきています。
ワクチンだけに特化して詳しく説明した本も3月に上梓できると思いますので、日本で接種が大々的に開始される前に、過去記事と合わせて判断材料として読んでいただけると幸いです。
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