パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『このサプリメントを摂取すぎると死亡する!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

 

 

みなさんは、日常的に何かのサプリメントを摂取されているでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

最近は、ビッグファーマと呼ばれる多国籍製薬会社も主力の医薬品の売り上げ低下から、サプリメントも出すようになっています。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに私は一般にマーケットに普及しているサプリの類は一切摂取していません。

 

 

 

 

 

自分の勉強してきた基礎のサイエンスの見地から、自分に必要な物質を摂取しています(^_-)-☆。

 

 

 

 

 

この物質を「ヘルシネス・サブスタンス(健康の場を創る物質)」と呼び、一般のサプリメントとは峻別しています。

 

 

 

 

 

 

 

さて、そのサプリメントについての研究論文が報告されていましたので、以下に内容をまとめたいと思います(Annals of Internal Medicine,9 APRIL 2019)。

 

 

 

 

●ビタミンKマグネシウムを十分摂取することで、死亡リスクの低下と関連(ただし、ビタミンKマグネシウムはサプリではなく、食品からのものに限定されている)

 

 

 

 

●ビタミンA,K亜鉛を十分摂取することで、心臓血管疾患による死亡リスクの低下と関連

(同じくサプリではなく、食品からのものに限定されている)

 

 

 

●カルシウムサプリの過剰摂取(1,000 mg/day以上)は、ガンによる死亡リスクと関連していた

 

 

 

 

●ビタミンD欠乏がない場合、ビタミンDサプリメントを摂取すると、すべての疾患による死亡リスクの上昇と関連する可能性がある

 

 

 

というような結果でした。

 

 

 

 

さらに、食事からの栄養摂取が十分でないときに、サプリメントを摂取しても死亡リスクを低下させることはなかったといいます。

 

 

 

 

はい。

 

 

 



これは比較的まともな統計データですね。

 

 

 

 

 

サイエンスの基礎とも概ね一致する内容です。

 

 

 

 

 

カルシウム、ビタミンD(カルシウムの吸収を高める)のいずれもが、糖のエネルギ―代謝が回っていないとサプリからの摂取は危険です。

 

 

 

 

 

 

これを「カルシウムパラドックス」といいます。

 

 

 

 

 

糖のエネルギ代謝が回っていない場合、カルシウムは動脈や脳などの組織にどんどん沈着します。

 

 

 

 

 

その結果・・・・カルシウムを摂取しても血液中のカルシウム不足と判断され、骨や歯からカルシウムが溶かされて血液中に動員されるのです。

 

 

 

 

 

 

 

つまり、糖のエネルギ代謝が回っていないと、カルシウムを摂取しても骨や歯がもろくなるという“パラドックス”です。

 

 

 

 

 

 

そして、この研究でも分かったように、脂溶性ビタミンであるビタミンA,D,E,Kはサプリとして単独で摂取しても意味がないばかりでなく、過剰症という副作用をもたらします。

 

 

 

 

脂溶性ビタミンであるビタミンA,D,E,Kはサプリとして摂取する場合は、適切な割合で同時摂取するのが正しい栄養補給なのです。

 

 

 

 

マグネシウムは経口摂取ではほとんど吸収されません(下痢をするだけ)。サプリでマグネシウムを摂取するなら、経皮吸収が最も優れています。

 

 

 

 

 

 

食事からすべての栄養素が摂取できるのが理想です。

 

 

 

 

しかし、現在では食品の劣化、環境毒・ストレスの増大などから、健康な人でもサプリメントを必要とする時代となりました。

 

 

 

 

 

以前もお伝えしましたが、マーケットで大量生産されているサプリメントの質も医薬品と同様、大変問題があります。

 

 

 

 

 

基礎的なサイエンスの知識をしっかりと身に着けて、自分に必要な物質を上手に使うことがこれからの時代は必要になってくるのは間違いありません。