パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『遺伝子編集はなぜヤバイのか?』

心身のダイエット・パーソナルコーチのパレオドクターです。

 

 

 

遺伝子編集(GE)についての4回目の記事になります。

 

 

 

 

 

 

遺伝子編集は、遺伝子のカット&ペーストであるとお伝えしました。

 

 

 

 

 

 

 

これがなぜ危険なのかを最新の研究論文を中心に簡潔にお伝えしていきますね(Nature 570, 293296;2019)。

 

 

 

 

 

 

 

この遺伝子のカット&ペーストは、バクテリアの「CRISPR-Cas9(クリスパーキャスナイン)」というシステムに注目したものです。

 

 

 

 

 

 

バクテリアがウイルス感染によって、ウイルスの遺伝子を注入されるのを防ぐためのシステムです。

 

 

 

 

 

 

具体的には、ウイルスのDNAをカットし、排除するものです。

 

 

 

 

 

 

この酵素を作物、動物、ヒトに応用したものが、遺伝子編集と呼ばれるものです。

 

 

 

 

 

 

 

以前お伝えした中国の臨床実験で問題になったのが、エイズに抵抗性のある遺伝子をカット&ペーストで胎児細胞の遺伝子を編集した事件です(この研究者は懲戒免職となっています)。

 

 

 

 

 

 

 

 

このエイズに抵抗性のある遺伝子は、HIVに抵抗性があるものの、寿命が短縮されるリスクが高まることが分かっています。。。。

 

 

 

 

 

 

 

おそらくはるか以前から、様々な動物、ヒトの臓器、人間(胎児細胞)で、実験は行われていたでしょう・・・・・・(子供の誘拐・行方不明が近年世界規模で激増している)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも、この遺伝子のカット。

 

 

 

 

 

 

 

ターゲットとした部位(オンターゲット、on target)だけでなく、ターゲットとしない部位(オフターゲット、off target)もカットしてしまいます(同じ遺伝子配列の部位はどこでもカットしてしまう!)。

 

 

 

 

 

 

 

オフターゲットとは、ねらった遺伝子を切るはずのゲノム編集のハサミが別の遺伝子を切ってしまうことです。

 

 

 

 

 

 

これが起きるとどうなるのか?

 

 

 

 

 

 

クローズアップ現代では、ジャガイモの例が挙げられていました。日光にさらされると、ジャガイモは毒を生成します(緑色に変色することがその印)。

 

 

 

 

 

もし、オフターゲットによって緑色にする遺伝子が切断されてしまったら…。毒が生成されていても緑色にならず、気づかずに食べてしまう恐れがある。。。。。。。

 

 

 

 

 

これはあまりにも危機意識がない例ですね・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

遺伝子のオフターゲットのカットは危険性はこのような軽いものではありません。

 

 

 

 

 

とてつもなく危険な行為なのです。

 

 

 

 

 

私たちの遺伝子は遺伝子編集技術や放射線などによって、カットされた後、その部位を修復しようとします。

 

 

 

 

 

 

 

 

この修復時には、たくさんのエラーが起こることが医学の教科書レベル(サイエンスレベルはかなり低い)でさえも知られているのです。

 

 

 

 

 

 

つまり、オフターゲットだでけでなく、オンターゲットでさえ、修復時にエラー(突然変異)が起こる可能性があるのです。

 

 

 

 

 

 

なぜ遺伝子の修復というような大切なシステムで高率にエラーが起こるのか?

 

 

 

 

 

 

これにまっとうな答えを出した研究は寡聞にして知りません。

 

 

 

 

 

 

 

その答えをズバリ言いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

この遺伝子の修復も、「糖のエネルギー代謝」次第なのです(^_-)-☆。

 

 

 

 

 

 

 

つまり、遺伝子のカットする部位が多くなるほど(そして糖のエネルギー代謝が低下しているほど)、複数の突然変異(とその相乗効果)という予想をはるかに超えた事態(ガン、奇形、心身の慢性病)を招くリスクが高くなります(糖質制限するほど、プーファ蓄積が多くなるほど突然変異が増える!)。

 

 

 

 

 

 

 

さて、カットの後のペーストについては、

 

●自己修復

●埋め込みたい遺伝子を挿入

 

の2パターンがあります。

 

 

ひとつ目の自己修復には突然変異が伴うことは前述しました。

 

 

 

 

 

この2つ目の「埋め込みたい遺伝子を挿入」というのは、まさしく遺伝子組み換えと同じことをしているのです。

 

 

 

 

 

 

違いは、遺伝子編集では、遺伝子の複数の部位(DNA二重らせん)が最初にカットされることです。

 

 

 

 

 

 

 

カットされた後の部位の修復には、エラー(突然変異)が起こったり、目的とする遺伝子を挿入(正確には鋳型として誘導)する際にも全体の遺伝子の不安定性(ストレス反応で遺伝子がジャンピング(^_-)-☆)を招きます。

 

 

 

 

 

実際に、遺伝子編集では深刻な染色体欠損を引き起こすことが報告されています(Methods Mol Biol. 2019;1917:47-61)。

 

 

 

 

 

その意味で、遺伝子編集の方が遺伝子組み換えより危険な技術といえるでしょう。

 

 

 

 

 

 

現在では、このようなリスクを少しでも低下させるために「CRISPR-Cas9(クリスパーキャスナイン)」の親戚のような”カット&ペースト”システムが使用されていますが、結果はさほど変わりません。

 

 

 

 

 

 

 

さらには、遺伝子のカットそのものが危険ということが共通理解となりつつある中で、中国を中心に遺伝子をカットしないで編集(base editor-mediated genome editing)する技術も開発されていますが、結果は思わしくありません(Cell Biol Toxicol (2019) 35:185187)。

 

 

 

 

 

それもそのはず。

 

 

 

 

 

 

生命の基本(ベーシック・サイエンス)を理解していない人たちが、いくら最先端といって遺伝子をいじくり回しても、より想定外の惨事を招くことが後年に明らかになるだけなのです。

 

 

 

 

 

 

 

まあ、このリスクも含めた金儲けと人口削減の一石二鳥計画だとは思いますが・・・・・

 

 

 

 

 

すでに拙著の読者のみなさんは、すでに世界の最先端のバイオテクノロジーのサイエンティストと呼ばれる人たちよりも、はるかにサイエンスを理解しているでしょう(^_-)-☆・