心身の健康ヘルスケア・パーソナルコーチのリアル・サイエンスドクタ—崎谷です。
カラス科の鳥(corvid, 新型コロナではありません(^_−)−☆)は、非常に高い知性を持っています。
私の愛犬が生きていたときには、いつもそばで見ていた(余ったご飯を食べていた)カラスたちが、ワンちゃんが亡くなった翌日から姿を消したことも非常に印象に残っています。
カラス科の鳥は、ヒトの顔の区別ができます(人間を区別できる)。さらにヒトのジェスチャーも判断できます。
動物は全般的にヒトの放つエネルギーを本能的に察知できる能力があると思いますが、カラスに関してはさらにその上に知能で判断できる能力があるのです。
そのカラス科の鳥は、ヒトと同じく体に対する脳の比重が大きい(=糖のエネルギー代謝が高い)という特徴があります。脳の比重が大きい動物は、知性が高いことはリアルサイエンスの一般則です。
それともう一つとても重要な特徴があります。
それは、親が面倒を見る時期が非常に長い(extended childhood)ということです(Science doi:10.1126/science.abd2209)。
カラスは、ヒトで言うと20歳前半までは親元で育ちます。
カラスの親にとっては、これは最大の投資です。なぜなら、子供の知性が発達する脳は体全体の20%のカロリー消費があるので、それに見合った栄養を長年確保しないといけません。
しかし、長年親元で育ったカラスは、親の行動を十分に観察し、サバイバルに必要な知識やスキルを最も効率よく身につけることができるのです。
これは、私がお伝えしているリアルサイエンスの基本である「場の理論」そのものです。
子供に栄養を含めた十分な生育環境(楽しくて、刺激があって、制限のない環境)を与えることで、本来の潜在能力が発揮できるのです。
このハードなエビデンスから、金儲け主義一辺倒でたびたび非人道的な環境にある託児所などに高いお金を払って子供を預けることが、どれだけ子供の知性を損なっているからがよく理解できるはずです。
特に現在は、新型コロナ禍による学校の毒性の強い消毒の散布や強制マスクなどの制限が激しいため、この環境では、子供の豊かな知性が育ちません(子供を学校に行かせない良識のある家庭が増えている)。
これは、“子供が親元からなかなか自立しない”という現代システムに由来する経済的問題とは大きく違います。
子供は親の十分の庇護を受けると、自然と20歳代の間に自立していくのです。
子供は早々に自立させないといけないという強迫観念は、現代奴隷システムの成功した一つの洗脳に過ぎません。
これらカラス科の鳥の特徴から、現代人が著しく喪失してしまった「豊かな知性」のヒントを得ることができるのではないでしょうか(^_−)−☆
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