心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。
みなさんは、歯の健康に気を配っておられるでしょうか?
欧米では、歯並びは社会的地位に直結するため、日本人よりも歯の健康には敏感です。
私も最近、ストレス過多になると歯茎の後退に気づくようになりました( ;∀;)。
私たちの体は、エネルギー不足なると、脳や心臓に資源を集中させるために、頭髪や歯茎などが犠牲にすることがよく実感できます(^^♪。
いま、自分の歯茎の再生の実験をしています(^^♪。
さて、虫歯は万病の元といいますが、万病の結果が虫歯ともいえますね。
いわゆる虫歯菌(Porphyromonas gingivalis)がアルツハイマー病の原因になるタンパク質を放出して脳で炎症を引き起こすことが報告されました(Science Advances, 2019; 5 (1): eaau3333 )。
この虫歯菌は口腔内から脳へ移行することが分かっています。
この脳に移行した虫歯菌が放出するタンパク質(酵素)が炎症を引き起こして神経細胞を破壊するといいます。
これは、バクテリアが細胞外に放出する毒なので、エキソトキシン(exotoxin、外毒素)といいます。
ちなみに、この毒性物質はパパイヤ、パイナップル、キーウイに含まれる同じ種類の酵素(Cysteine proteasesCysteine proteasescysteine protease)です。タンパク質を分解する作用を持っています。
関節リウマチなどの自己免疫疾患も同じ虫歯菌で引き起こされることが動物実験で報告されています(Infect Immun. 2018 Aug 22;86(9). pii: e00356-18)。
この場合は、虫歯菌のエンドトキシン(内毒素)が原因とされています。
おそらく虫歯菌のエンドトキシンが今回のアルツハイマーの実験モデルでも主体となっているのは間違いないでしょう(Eur J Histochem. 2017 Aug 25;61(3):2826)。
歯の衛生は侮れませんが、虫歯になる原因はバクテリア(虫歯菌)にあるのではありません。
これも糖のエネルギー代謝が低下しているという”結果”に過ぎません・・・・・・
万病の結果が虫歯とも言えるのです(^^♪。
拙著『慢性病は現代食から(続・新免疫革命)』にこのことも詳述していますので、御確認頂ければ幸いです!(^^)!。
そして虫歯は”甘いもの(糖)”が原因でないことを次作のハチミツ本でも詳述していきますので、ご期待ください(^_-)-☆。