パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『アトピ―性皮膚炎を改善させるポカポカ日光浴(^_-)-☆』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。

 

 

 

 

 

みなさんは皮膚に湿疹ができたご経験はありますでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

私は4年前に手足に生涯初めて、激烈な痒みを伴う湿疹ができました。典型的な成人型アトピ―性皮膚炎です。

 

 

 

 

 

 

拙著『オメガ3の真実』にも書きましたが、私の場合は植物油脂もさることながら、オメガ3のカプセルを長年摂取してきたツケが回ってきました。

 

 

 

 

 

 

その当時の経験はいまでも鮮明に覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

さて、日光浴がアトピ―性皮膚炎を予防するという興味深い研究が報告されています(J Allergy Clin Immunol 2019; 143:1012-1020.e2)。

 

 

 

 

 

 

新生児195人を生後6カ月までビタミンDを内服するグループ400IU/日)またはプラセボ群にランダムに割り付け、生後6カ月の湿疹発症率・喘鳴発症率・免疫機能を比較した臨床試験です。

 




 

 

その結果は・・・・


 

 

 

ビタミンDの血液濃度と湿疹の発症率には関係がなかったというものでした。

 

 

 




しかし・・・・

 

 

 

 

 

 

 

アトピ―性皮膚炎(湿疹)を発症した乳児は、発症しなかった乳児よりも紫外線曝露量が少なかったことが分かりました(対象のうち86人は紫外線(290380nm)曝露量を測定できる線量計を身に着けていた)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この研究では、アトピ―性皮膚炎(湿疹)の改善は、ビタミンDではなく、紫外線量と関係していたという結論です。

 

 

 

 

 

 

 

 

通常であれば、紫外線はビタミンDの合成を促進しますから、紫外線が多いほどビタミンD濃度は高くなるはずです。

 

 

 

 

 

しかし、この研究ではそうなってはいません。

 

 

 

 

 

 

 

それは、ビタミンD合成能は、個々の乳児の糖のエネルギ代謝(ビタミンD合成には体内産生コレステロールが必要)に依存しているからであり、紫外線量に依存しているのではないからです。

 

 

 

 

 

 

糖のエネルギ代謝が高いほど、ビタミンD合成能が高くなります。

 

 

 

 

 

 

そして、紫外線量が多いということは、紫外線がダイレクトに影響していることを意味しているわけではありません。

 

 

 

 

 

 

 

紫外線量が多いということは、それだけ太陽光を浴びているという証拠です。

 

 

 

 

 

 

太陽光には紫外線以外の可視光線波長や赤外線があります。

 

 

 

 

 

私は、湿疹があった時に、紫外線が強い時間に日光浴を何度か行いましたが、いずれも湿疹部がより痒くなりました。

 

 

 

 

 

 

これは紫外線が皮膚のプーファと反応するからです(拙著『病はリポリシスから』参)。

 

 

 

 

 

おそらく紫外線以外の太陽光の波長がアトピ―性皮膚炎(湿疹)を予防したと解釈するのが妥当でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽光がアトピー性皮膚炎だけでなく、あらゆる慢性疾患に有効であることは、現代医学の研究によらずとも、古(いにしえ)の書物からも伺うことができます(^_-)-

 

 

 

 

 

 

むしろ有害な反応を引き起こす可能性のある紫外線量が多くない時間帯に日光浴(ポカポカ日光浴)することが、アトピー性皮膚炎だけでなく、リウマチ、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患、糖尿病などのメタボだけでなく、ガンにも有効です(^_-)-☆。