心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。
呼吸と脳の関係は、非常に興味深いものがあります。
基礎医学の解剖生理3でお伝えしていますが、思考を集中させるときには、「息を凝らす」つまり、息を止めていますよね。
呼吸と思考は両立しないのですね(^○^)。
今回、呼吸の仕方と脳の記憶についての興味深い研究が報告されていました(The Journal of Neuroscience, 2018; 3360-17)。
口呼吸と鼻呼吸では、記憶力に差が出たといいます。口呼吸では記憶(今回の実験では匂い物質の同定)が低下したようです。
この研究では、なぜ口呼吸が記憶の低下を招いたのかを説明できていませんでした。
口呼吸は、陸上動物ではほとんど人間にしか認められない呼吸様式です。
みなさん、口で呼吸しているのはどのような時でしょうか?
鼻づまりがない限りは、緊張しているときなどストレスがかかっているときです。
過呼吸がそのよい例ですね。
口呼吸では呼吸回数が増えます。
これは何を意味しますでしょうか?
そうです。
二酸化炭素濃度が低下するのでした。
これが脳の機能(全身の機能)を低下させていくからですね。
ちなみに、呼吸の仕方で顔までも変わります。
呼吸の仕方も糖のエネルギ―代謝と密接に関係があるというお話しでした!(^^)!。