心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。
頭で納得できても、なにかモヤモヤしたものが残る・・・という経験はないでしょうか?
直観ともいえるかも知れませんが、たいていは体のどこかで「おかしいな」と少しでも引っ掛かりがあれば、それは間違いありません。
しかし、その感覚は脳に騙されて、のちに後悔することに・・・・
この直観の代表がガット。つまり腸です。
ガット・フィーリングのことを私は大脳との違いを述べるために「内臓思考」という言葉を作りました。
今回、腸の細胞に感覚細胞があり、その感覚細胞からダイレクトに脳(脳幹)に神経がつながっていることが新しく発見されたようです(Science, 2018; 361 (6408): eaat5236 )。
私はすっかり前から分かっていたことだと思っていました(サイエンスは事実の後追いですね。。。。)。
今回の研究では、腸の感覚は迷走神経を通じて脳(脳幹)に伝えられていることをマウスの実験で確かめています。
今までの腸の情報は、ホルモンを通じて脳に伝えられると考えられていたようです(意外でした・・・・(^○^))。
ホルモンは産生されてから、血液中に拡散するので情報を届けるのに時間がかかるとしています。
私は、これは間違いであることをすでに「ホルモンの真実等」や基礎医学の講義でお伝えしてきました。ホルモンの作用も瞬時に出ます(^○^)。
その一方で神経を伝わる情報だと瞬時であるとしています(私は両方とも瞬時だと思います)。
瞬き(まばたき)よりも速い速度で、腸の情報が脳に伝わります。
これがガット・フィーリング。
しかし、頭(大脳思考)はどうでしょうか?
いろいろ理屈を述べられて、なんとなく納得するという極めて時間のかかる作業です。理性はかなり時間がかかりますね(#^.^#)。
その一方で道徳は腸にあるのではないかと私は考えています。
ガット・フィーリングで瞬時にモラルがあるかどうかは分かる。
あるいは、「この人は信用できるかどうか」や「自分に好意を持っているかどうか」などはガット・フィーリングの方が瞬時でより正確だと思います!(^^)!。
なぜ戦争や対立が人間の歴史で絶えないのか?
大脳(大脳思考)は騙されやすい。。。。
この一言に尽きます。
このことは歴史が証明していますね。
「大脳は騙されやすい」ことをよく腑(ガットです!)に落としておくことが、世界をもっと平和で楽しい場にする最大の方法だと思います(*^。^*)
そして今回発見されたガット・フィーリングは、内臓脂肪などお腹に脂肪がついていると鈍るのではないかということも『続・免疫革命』のメインテーマになります(^○^)。
Listen to your gut!