昨日も腸内細菌が電気を発しているという研究が報告されていました。
今回は、『続・免疫革命』でもとりあげますが、口の中のバクテリアを調べれば、将来肥満になるかを予測できるのでないかという研究内容をご紹介します(Scientific Reports, 2018; 8 (1))。
2歳児の口腔内バクテリアを調べることで、生後2か月までの肥満傾向を予測できるとしています。
では口腔内がどのようなパターンだと肥満傾向になるのでしょうか?
基本的には腸内バクテリアと肥満(メタ炎症といいます)の関係と同じく、バクテリアの種類の多様性がなくなることに尽きます。
つまり、ある種のバクテリアの数が大勢を占拠しているということですね。
多様性がなくなるというのは、生態系では致命的です。
バクテリアと同じく人間社会でも多様性のないシステムや人間は、やがてシックネス・フィールド(病気の場)に追いやります。
遺伝子組み換え作物のモノトーンの世界。
想像したくありませんね。
私は加工品、野菜や穀物をあまり食べないので、遺伝子組み換えの影響は少ないと思っていましたが、これは私の大きな過ちです。
家畜の給餌も遺伝組み換えコーンなどですから、確実に影響を受けます。食物は連鎖しています。
さて、今回の研究からは、いちいち便検査をしなくても、口の中の菌(結果であって原因ではない!(^^)!)を調べれば、あなたの健康状態が分かるかも知れませんよ(^○^)。