パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『子供の成長障害とウイルス感染』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

皆さんは、現代医学でバクテリアに感染するウイルスが想定されていることをご存知でしたでしょうか?

 

 

 

 

現代医学では、このウイルスを「バクテリオファージ(bacteriophages)」と呼んでいます。

 

 

 

 

このウイルスはバクテリアに感染して、バクテリアを死滅させるものもあれば、バクテリアスーパー耐性菌に変身させるものもあるとされています。

 

 

 

 

 

最新の研究で、このウイルスが腸内細菌に感染して、その結果子供の成長障害を引き起こすことが報告されています(Cell Host & Microbe, 2020; 27 (2): 199)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この研究では、14〜38ヶ月の健康な子供と成長障害を起こした子供の便の遺伝子解析をしたところ、バクテリオファージ(bacteriophages)の違いが明確に認められたと言います。

 

 

 

 

 

6〜23ヶ月の子供では、バクテリオファージが腸内細菌を変化させることが分かっている様です。

 

 

 

 

 

このことから、成長障害を引き起こしているのは、特有のバクテリオファージが腸内細菌に感染して変身したバクテリアが増加することが原因であると推定しています。

 

 

 

 

 

以前に、インフルエンザの症状は、大腸菌にインフルエンザウイルスが感染して、エンドトキシンを発生させることだとお伝えしてきました。

 

 

 

 

 

上気道など呼吸器感染するインフルエンザウイルスがもたらす症状は、気管支や肺だけでなく、関節・筋肉痛、消化器症状など多岐に渡ることから、エンドトキシンによる炎症であると考えています。

 

 

 

 

 

また、今回の新型コロナウイルスも、ある肺炎を引き起こす常在バクテリアに感染し、バクテリアがより肺炎を引き起こしやすい(ヒトの気管支、肺胞、間質の細胞に接着しやすくなる)形に変化することをパレオ協会ニュースレターでもお伝えしました。

 

 

 

 

 

 

しかし、バクテリアは、人間と同じく、ストレスがかかると、遺伝子などを細胞外へ放出します。

 

 

 

 

これがバクテリアに感染するウイルス、つまりバクテリオファージと勘違いしているのではないかと考えています。

 

 

 

新型コロナは人造のものなので、実際にバクテリアに感染すると思いますが、今回の研究の様に、通常のバクテリオファージに見えるものは、実際はバクテリアのかけら(遺伝子など)を見ているものであると考えています。

 

 

 

 

生物兵器を開発している研究者は、すでにこのことには気づいているのではないかと疑っています。

 

 

 

 

この話題は、現代医学の微生物学感染症の分野の存在そのものの根幹を揺るがす問題に発展していきますので、今後もあらゆる研究を注視していきたいと思います。

 

 

 

 

 

『ストレスの指標―ヒトも完熟する?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

野菜や果物(「クリマクテリック型果実(climacteric fruits)」)の完熟の際にエチレンガス(ripening gas)放出があることを以前お伝えしました。

 

 

 

このエチレンガスは、比較的人体には悪影響は少ないと言われてきました。

 

 

 

 

 

 

しかし、エチレンは体内で吸収されるとエチレンオキシド(Ethylene oxide)に変化します。

 

 

 

 

 

 

 

 

エチレンオキシドといえば、医療現場では医療器具の消毒(autoclave)に使用している長い歴史があります。

 

 

 

 

 

エチレンオキシドは動物実験やヒトの疫学的調査では、発ガン作用が明確に認められています(Am J Ind Med. 1984;6(2):103-15)(DNA Repair (Amst). 2005 Sep 28;4(10):1099-110)(Environ Mol Mutagen. 2019 Mar;60(2):100-121)。

 

 

 

 

 

 

エチレンオキシドがなぜガンを引き起こすのか?

 

 

 

 

 

一般的には、プーファの過酸化脂質であるアルデヒドと同じく遺伝子(DNA)に結合して突然変異を起こすことが原因とさています。

 

 

 

 

 

 

しかし、エチレンオキシド自体がエストロゲン作用を持つために、強い発ガン作用を発揮するのです(Crit Rev Toxicol. 1996 May;26(3):335-64)。

 

 

 

 

 

さて、植物および動物は外的ストレスが与えられると果物や野菜と同じくエチレンガスを放出します。

 

 

 

 

 

驚くことに、私たちヒトでも同じく、ストレスが加わると、このエチレンガスを細胞が放出するため、呼気で検出されるのです(Sci Rep. 2017 Jul 31;7(1):6889)。

 

 

 

 

 

その仕組みは、プーファにあります。

 

 

 

 

ストレスがかかると、プーファの過酸化脂質反応が開始されて、アルデヒドが形成されます(拙著『プーファフリーであなたは蘇る』『病はリポリシスから』)。






この時に同時にエチレンガスも発生するのです。

 

 

 

 

 

したがって呼気中のエチレンガスを調べれば、炎症の初期(およびプーファの脂質過酸化反応)の指標としても有用です(Sci Rep. 2017; 7: 688)。

 

 

 

 

 

野菜、果物もヒトもストレス反応で同じようにエチレンガスを放出するというのはとても興味深いですね(^_−)−☆。

 

 

 

 

『ファスティングはなぜ危険なのか?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

糖質制限、ケトン食、ビーガン、マクロビなどの食事法と同じく、生命のフローを止める方法にファスティングがあります。

 

 

 

 

 

ファスティングをやるとプーファが入ってこないという利点があるものの、生命を回す糖質も入ってこないため、私たちの体内でアラームが鳴り出します。

 

 

 

 

 

糖を体内産生しないと生命が止まってしまうため、まず身体が行うことは、脂肪を分解すること(=リポリシス)です。

 

 

 

 

 

肝臓で、脂肪の分解物から糖へと変換(=糖新生)し、これを脳などの糖を大量に必要とする臓器に届けます。

 

 

 

 

 

 

ファスティングを行うと、リポリシス→糖新生が行われますが、このシステムを稼働させる大きな因子がセロトニンというシックネス・サブスタンス(病気の場を作る物質)です。

 

 

 

 

 

 

 

ファスティングでは、腸内で大量のセロトニンが産生され、セロトニンがリポリシス→糖新生を促進させることがすでに報告されています(Cell Metab. 2012 Nov 7; 16(5): 588–600)。

 

 

 

 

 

しかも、セロトニンは肝臓での糖の取り込みをブロックするため、高血糖を引き起こします。

 

 

 

 

 

 

もちろん、セロトニンのリポリシスの作用で放出された遊離脂肪酸(プーファ)も、ダイレクトに高血糖を引き起こします。

 

 

 

実際に、腸内でのセロトニン合成をブロックすることで、糖尿病の症状を改善させることが分かっています。

 

 

 

 

 

セロトニンが、抑うつ・不安・焦燥・攻撃性を高めるのは、上記のような糖のエネルギー代謝(=生命のフロー)を完全に止めてしまうからです。

 

 

 

 

 

 

流石に、ファスティングを定期的に行うと、老化が進み、体調が悪化していくことを自覚する人が増え、最近はフルーツジュース断食など、糖質を補うものへと移行しています。

 

 

 

 

 

プーファ、セロトニンや鉄などを少しでも減らすためにファスティングをするなら、糖、塩を頻繁に補う形でやれば、”短期間”であれば良い効果が出るかも知れません(^_−)−☆。

 

 

 

 

『アロエジュースの健康効果』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

皆さんは、怪我や火傷の部位に庭に植えてあるアロエの葉を塗ったことはないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

過去の論文報告では、アロエ(Aloe vera)の効果は多岐にわたっています。

 

 

 

 

 

 

乾癬、ヘルペス感染症、火傷、凍傷、外傷、褥瘡、放射線皮膚炎、口内炎、扁平苔癬、糖尿病、エイズ、便秘、潰瘍性大腸炎、がんなどに効果が認められています。

 

 

 

 

 

なぜアロエにこれだけ多岐に渡る健康効果があるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは、アロエに糖のエネルギー代謝を高める作用があるからです(^_−)−☆。

 

 

 

 

 

実際に、アロエベラジュースに甲状腺機能向上作用が認められることが報告されています(J Clin Transl Endocrinol. 2018 Mar; 11: 18–25)。

 

 

 

 

甲状腺機能が高まることで、過剰の自己免疫反応(慢性炎症)が抑えられることも分かりました。

 

 

 

 

この実験では、アロエジュースからアロイン(aloin)というクワイノン(アントラキノン)は除去したようです。

 

 

 

 

したがって、アロエジュースに含まれるもう1種類のクワイノン(エモジン、emodin)が甲状腺機能を高めたことは間違い無いでしょう。

 

 

 

 

なぜなら、エモジンは、糖のエネルギー代謝を高めるからです(J Biol Chem. 2013 Feb 22;288(8):5732-42)(J Diabetes. 2015 May;7(3):360-8)。

 

 

 

 

 

糖のエネルギー代謝を高めることが、がん、心臓血管病や糖尿病などの慢性病の根本治療になることが、エモジンの作用でも分かりますね。

 

 

 

 

 

 

エモジンなどのクワイノンは、医薬品指定されていますので、おそらく市販のアロエジュース(大量生産)からは取り除かれているでしょう。

 

 

 

 

 

やはり何が入っているのかが分からない大量生産物ではなく、ご自分で栽培したアロエの葉からジュースを作ることをオススメします。

 

 

 

 

万病に効果を持つ自家薬籠(じかやくろう)として自家栽培のアロエと本物のハチミツのコンビネーションは最高だと思います(^_−)−☆。

 

 

『利己的遺伝子のウソー環境が作る献身性』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

皆さんは、米国のある州では路上生活者に対して、食べ物を分け与えると処罰されるという現実をご存知でしょうか?

 

 

 

困窮する他者に手を差し伸べるという“自由意志の否定”を法律化しているのです。

 

 

 

 

このような非生命的な発想は一体どこから来るのでしょうか?

 

 

 

 

「利己的遺伝子(Selfish Gene)」。

 

 

 

 

 

リチャード・ドーキンズという学者(プロパガンディスト)が、唱えた“マントラ”です(^_−)−☆。

 

 

 

 

彼は、人間という個体は遺伝子を運ぶための運搬体に過ぎず、究極の目的は自分の遺伝子を残すことである・・・・・

 

 

 

 

 

という優生思想(俺たち以外のゴイムは死ね(^_−)−☆)にかぶれた幻想で世界を汚染しました。

 

 

 

 

この遺伝子決定論に対する反証は今までたくさんエビデンスをラット、象や他の生命体などの例を示して証明してきました(『遺伝子総集編』DVD)。

 

 

 

 

 

今回、なんと人間の乳幼児が、ドーキンズのマントラを粉砕する事実を提供した研究が報告されています(Sci Rep, 10 (1), 1785 2020 Feb 4)。

 

 

 

 

12-18ヶ月の乳幼児が、自分と全く血縁関係のない他の乳幼児がお腹を空かして泣いていると、自分の食べ物を分け与えることが示されました。

 

 

 

 

自分も空腹であるに関わらずです。

 

 

 

 

 

ドーキンズの理論であれば、乳幼児は、自分の血縁以外には、自分を犠牲にしてまで食べ物を分け与えることはありません。

 

 

 

 

生命体を自分の遺伝子を残す乗り物としてしかみなしていないからです。

 

 

 

 

 

現代社会では、年齢を重ねるごとにサイコパスや利己的人間が増加していきます。

 

 

 

 

 

1960年代の米国では、30歳以上の人間を信用するな(never trust anyone over 30)という標語が流行しましたが、あながち嘘ではない状況になっています。

 

 

 

 

 

これは多くの現代人は、加齢を重ねていくうちに、プーファと鉄が蓄積していくことが最大の原因です。

 

 

 

 

 

つまり、乳幼児にあった利他性、献身性(altruism)という生命体の自然の発動が、環境因子によって汚染されていくということです。

 

 

 

 

「今だけ、金だけ、自分だけ」という究極の優生思想は、man-madeのものであり、自然の発動(宇宙の摂理)ではないという貴重な研究内容でした(^_−)−☆。

『車通勤の時間が長い程、不健康になる理由』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

車に乗る時間が長い程、癌などのリスクが高まる・・・・

 

 

 

 

 

これは、車の排気ガスが室内に入ることが主因と考えられてきました(もちろん渋滞によるストレスもあります)。

 

 

 

 

しかし、外からではなく、車内から発生する発がん物質がその原因になることに警鐘を鳴らす研究が報告されています(Environment International, 2020; 136: 105499)。

 

 

 

 

車の座席などに使用されている衝撃吸収材(かつ難燃剤)には、有機リン酸系農薬と有機塩素系農薬を足したような塩素化有機リン酸塩が使用されています。

 

 

 

 

この塩素化有機リン酸塩であるトリスリン酸塩(

Tris(1,3-dichloroisopropyl)phosphate (TDCPP))は、車内に居る時間が長い程、暴露が増加する、つまり肺から吸い込むことが分かりました。

 

 

 

 

 

 

すでに塩素化有機リン酸塩は、発ガン、奇形、不妊を引き起こすことが分かっています。

 

 

 

 

 

この塩素化有機リン酸塩も、水道水を汚染しているフッ素系化合物であるピーファス(PFAS)と同じく、環境中で極めて分解が難しい“永遠の環境汚染物質”です。

 

 

 

 

 

 

フッ素と塩素はいずれも、ハロゲンという生命体にとっては、猛毒になる元素です。

 

 

 

 

車を運転するのが職業の人はもちろんのこと、車の通勤時間が長い人は、車の内外からの汚染にさらされていることを自覚した方が良いでしょう。

 

 

 

 

 

こういった永遠の環境汚染物資を大量生産する多国籍企業(特許を持っていて、発展途上国の工場で増産)の横暴を許す自由貿易を疑ってかかる必要があります。

 

『フッ素は虫歯の原因になる!』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

フッ素は歯科領域では、虫歯予防のために使用されています。

 

 

 

 

これが元々しっかりしたエビデンスがないことをパレオ協会のニュースレターでも詳しくお伝えしてきました。

 

 

 

 

今回、これを補強する最新の疫学的調査が報告されています(Journal of Public Health Dentistry, 2019; 79 (4): 307)。

 

 

 

 

水道水には、様々な毒性物質が混入しています。

 

 

 

 

その中でも数十年前から、米国で集団訴訟になっていたのは、水道水に含まれるペルフルオロアルキルというフッ素系の化学物質(ピーファス、PFAS: perfluoroalkyl substances)による健康被害(奇形、がん、免疫異常)です。

 

 

 

 

 

 

ピーファス(PFAS)は、テフロン加工の日常品、カーペット、段ボールなどに使用されてきましたが、先進国では表立っては、使用を禁止しています(実際はそうではない)。

 

 

 

 

 

 

ピーファス(フッ素化合物)は、数千種類にも及びデュポンなどが大半の特許を持っています。

 

 

 

 

 

体内はもちろんのこと、環境中でも分解されないため、“永遠の環境汚染物質”とも呼ばれています。

 

 

 

 

 

このピーファスが世界中の水道水を汚染しているのです。

 

 

 

 

 

 

今回の疫学的調査では、子供も虫歯とピーファス、つまりフッ素化合物(Perfluorodecanoic acid (PFDA))の血液濃度と相関関係にあることが報告されました。

 

 

 

 

 

フッ素化合物の濃度が高いほど、虫歯になっているのです。

 

 

 

 

もし、歯科領域がやっているように、フッ素が虫歯から守るのであれば、フッ素化合物の血液濃度が高いほど、虫歯は減少するはずです。

 

 

 

 

その原因として、この論文では、ピーファスがエナメル質を破壊するからと推測していますが、本当の原因が分からないとしています。

 

 

 

ピーファス(PFAS)はすでに発ガン作用、リーキーガット、免疫抑制作用などプーファ、セロトニンエストロゲンと同じ作用をします。

 

 

 

 

 

これは、ピーファス(PFAS)のフッ素が甲状腺をダイレクトに破壊するからです。

 

 

 

 

 

 

虫歯の真の原因は、甲状腺機能低下(=糖のエネルギー代謝の低下)です(『糖総集編』DVD)。

 

 

 

したがって、虫歯を予防するために、水道水にフッ素やーファスを混入するという理屈は通りません。

 

 

 

 

 

これから日本も水道の民営化が進みますが、ピーファスなどの汚染物質が混入していないかを監視・チェックしていきましょう。