パレオドクター・ヒロのブログ

ダイエット:引き締まった心身を創る

『ハゲ、脱毛の特効薬はなぜ危険なのか?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

 

年齢を重ねていくうちに、思いも寄らない事態が発生します(^_−)−☆。

 

 

 

 

 

その一つが頭髪の毛が薄くなってくること。

 

 

 

 

若い頃は、あれほど頭髪の毛が多くて、かなりすいてもらわないとならないくらいくらいだったのに・・・・・

 

 

 

 

 

ハゲや脱毛治療専門の自由診療クリニックが乱立していますね。

 

 

 

 

これらのクリニックの主力商品は、「フィナステライド(Finasteride):商品名プロペシア」と呼ばれるビッグファーマが製造している医薬品です。

 

 

 




この化学物質の作用は、テストステロン→ディハイドロテストステロン(dihydrotestosterone (DHT))を媒介する酵素(5α-Reductase (5-AR))をブロックすることです。

 

 

 

 

 

 

ディハイドロテストステロン(DHT)は、正真正銘の保護ホルモンで、タンパク同化作用においても最大の効果をもたらします。

 

 

 

 

 

ハゲ・脱毛の特効薬は、この保護ホルモンを減少させるのです。

 

 

 

 

 

それによって、テストステロンが増加します。

 

 

 

 

 

テストステロンも保護ホルモンなのですが、問題が一つあります。

 

 

 

 

 

 

それは、糖のエネルギー代謝が低い人では、テストステロン→エストロゲンへの変換が起きることです。

 

 

 

 

 

エストロゲンでは胸腺や甲状腺といった、私たち生命体にとって最重要の器官にダメージを与えます。

 

 

 

 

 

したがって、ハゲの特効薬によって、胸腺・甲状腺機能低下が起こるのです。

 

 

 

 

 

 

実際に、この特効薬を使用した後に、うつ病(自殺)、不妊、ドライアイ、骨粗しょう症乳がんが引き起こされる(Post-finasteride syndrome)ことが報告されています(Aging Male. 2019 Dec;22(4):250-259)。

 

 

 

 

 

これはまさに甲状腺機能低下、エストロゲン過剰の症状(2つとも糖のエネルギー代謝の低下)そのものです。

 

 

 

 

 

 

米国では、すでにこの特効薬に対する1,300以上の訴訟がビッグファーマに対して行われています。

 

 

 

ハゲや脱毛を改善するためには、この特効薬の反対のことをすれば良いのです(^_−)−☆。

 

 

 

『NHK「食の起源」は本当か?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

数人の方から、NHK「食の起源」の報道の酷さのメッセージを頂きました。

 

 

 

 

早速、どのような内容の番組を制作したかを調べると・・・・



私がお伝えしてきた通りの、現代医学のプロパガンダをなぞった内容のようです(^_−)−☆。

 

 

 

 

その内容とは、「オメガ3の大絶賛」オンパレード。

 

 




オメガ6というプーファが慢性病の原因というのは、認めていますが、それを相殺するのがオメガ3というおきまりのプロパガンダ・・・・

 

 

 

 

 

それがとんでもない嘘であることを拙著『オメガ3の真実』で詳述しましたので、ここでは詳述しません。

 

 

 

 

 

重要なのは、オメガ3もオメガ6も“プーファ”であり、生命をシャットダウンする中心物質であるということです。

 

 

 

 

 

 

さらに、世の中のプロパガンダとは逆で、オメガ3の方が、オメガ6より私たちの健康に決定的な悪影響を及ぼします。

 

 




さて、カロリー制限食が健康寿命を延長させるという動物実験が過去に報告されています。

 

 

最新の研究で、このカロリー制限食の脂肪の種類によって、その寿命延長効果が変化することが報告されています(J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2019 May; 74(6): 760–769)。

 

 

 

 

ラットにカロリー制限食で、脂肪を大豆油(オメガ6)、フィッシュオイル(オメガ3)のプーファそしてラード(オレイン酸&プーファ)にして実験しています。

 

 

 

 

 

その結果、ラードを脂肪として使用した場合は、大豆油、フィッシュオイルのいずれのプーファよりも寿命延長効果が高くなり、筋肉や肝臓のミトコンドリアの機能・構造が向上しました。

 

 

 

 

 

これは、拙著『自然治癒はハチミツから』に詳述したように、寿命はミトコンドリアの膜成分の脂質で決定される(老化の真の指標)ことを証明しています。

 

 

 

 

もし、脂肪を飽和脂肪酸にすれば、さらに寿命と細胞のミトコンドリア機能は向上するでしょう。

 

 

 

 

エネルギー、二酸化炭素と熱産生器官であるミトコンドリアの膜にプーファ(オメガ3&6)が入ることで、寿命は低下し、あらゆる慢性病が引き起こされるのです。

 

 

 

テレビの健康番組レベルでは真実は決して語られないということを皆さんの身近な親しい人にもお伝えして頂ければと思います(^_−)−☆。

『睡眠時無呼吸症候群と舌の脂肪』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

夜中にイビキがひどいと思ったら、急に呼吸が止まる・・・

 




このような呼吸をしている人を見たことがあるでしょうか?

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea)」とよばれています。

 

 

 

 

 

夜中に呼吸が止まるために起きるため、睡眠―覚醒のサイクルが狂います。

 

 

 

 

その結果、心臓血管疾患・脳卒中などのリスクが高まることが知られています。

 




欧米では、肥満の人に多いと言われていますが、日本では肥満でない人でも同じ症状で悩んでいる人がいます。

 

 

 

 

その他の特徴として、舌が大きい、下顎が小さいなどの特徴があります。

 

 

 

 

この舌が大きい理由として、舌に含まれる脂肪分が多いことが、睡眠時無呼吸症候群の特徴であることが最新の研究で報告されました(Am J Respir Crit Care Med. 2020 Jan 10)。

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群の治療は、体重減少(肥満解消)指導が一般的です。

 

 

 

 

つまり、糖のエネルギー代謝の向上が根本治療ということです(^_−)−☆。

 

 

 

 

 

体重減少で舌の脂肪分が減少することが示されています。

 

 

 

 

 

舌は筋肉でできていますが、本来は内臓由来です(基礎医学『エネルギー代謝と生理学』)。

 

 

 

 

 

つまり、舌に脂肪がつくということは、内臓脂肪がつくのと同じことなのです。

 

 

 

 

 

内臓脂肪が蓄積する状態は、ストレス状態を反映しています。

 

 

 

 

 

したがって、睡眠時無呼吸症候群の根本原因も、環境因子(食事を含む)由来のストレスということです。

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群の根本治療も、糖のエネルギー代謝を高めること(=ストレス軽減)ということですね(^_−)−☆。

 

 

『アンチエイジングは糖のエネルギー代謝から』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

みなさんは、アンチエイジングのために何か普段から気をつけていることがあるでしょうか?

 

 

 

 

 

私は長生きしたいとは思いませんが、ポックリ命が途絶えるまで、動ける心身の状態ではありたいと思います。

 

 

 

 

さて、現代医学は、いまだに遺伝子決定論パラダイムの中でうごめいています(時代遅れもいいところです(^_−)−☆)。

 

 

 




糖のエネルギー代謝が私たちの心身の状態を決定しているのですが、現代医学にでさえミトコンドリアの機能が決定するという研究が散見できます。

 

 

 

 

 

 

本当は、「糖のエネルギー代謝ミトコンドリアの機能」なのですが、ショ糖や果糖(フルクトース)を貶めてきた歴史があるため、現代医学ではここまでしか言えないのです。

 

 

 

 

 

 

 

さて、現代医学でさえ指摘しているそのミトコンドリアの機能。

 

 

 

 

 

 

ミトコンドリアの機能がアンチエイジングに必須であることは、指摘していますが・・・・・

 

 

 

 

 

やはり、現代医学ではミトコンドリアの機能低下は、ミトコンドリアの遺伝子変異によるという、またもや「遺伝子決定論」にがんじがらめになっていました。

 

 

 

 

 

 

しかし・・・・・

 

 

 

 

 

 

最新の日本の研究では、ミトコンドリアの機能は、遺伝子の変異ではなく、環境因子によるものであることが発表されています(Sci Rep. 2019 Nov 5;9(1):16054)(Sci Rep. 2015 May 22;5:10434)。

 

 

 

 

 

 

加齢による病変も、環境因子によるミトコンドリアの機能低下が原因であることが証明されています。

 

 

 

 

 

 

 

この研究では、タウリングリシンを合成して緊急時のエネルギーや遺伝子の構成要素にするミトコンドリア酵素が機能低下を起こすことで、加齢現象が起こることが示されています。

 

 

 

 

 

 

 

拙著『自然治癒はハチミツから』に詳述した、「ワンカーボン回路」という緊急時のフルクトースの代謝経路です(^_−)−☆。

 

 

 

 

 

この研究では、糖のエネルギー代謝ミトコンドリアのエネルギー代謝が低下している細胞に、グリシンを追加すると、完全にエネルギー代謝が復活したことも伝えています。

 

 

 

 

 

 

グリシンはコラーゲンの主成分です。

 

 

 

 




つまり、グリシンやコラーゲンは、糖のエネルギー代謝を改善して、著明なアンチエイジング作用を示すということです。

 

 

 

 

 

食事内容(環境因子)を見直すことでも、十分に心身を作り変えていくことができるのです。

 

 

 

私たちの心身は決して生まれつきではないのです。

 

『ビタミンC欠乏症の真実』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

 

皆さんは、「壊血病(かいけつびょう)」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか?

 

 

 



中世の大航海時代に、数カ月以上の長期間航海で発症する貧血や出血性障害でこの名前が付けられました。

 

 

 

 

 

 

 

みかん、レモン汁を摂取すると、この症状が消えたというエピソードから、ビタミンC不足がその原因と考えられています。

 

 

 

 

 

 

 

ところが・・・・・・

 

 

 

 

 

ビタミンC源となる柑橘類などを入手することができないエスキモーには、壊血病は発症しません。

 

 

 

 

 

 

なぜでしょうか?

 

 

 

 

 

 

以前からお伝えしているように、フレッシュな肉類には十分なビタミンC(dehydroascorbic acid.)が含まれています(Science. 1920 Mar 12;51(1315):273-5)。

 

 

 

 

 

長期保存ではビタミンCの量は著明に低下しますが、それでも完全になくなる訳ではありません。

 

 

 

 

 

 

ところで、大航海時代には何を船員たちは食べていたのでしょうか?

 

 

 

 

 

やはり、長期保存の効く穀物が中心になっています。

 

 

 

 

 

 

この長期保存の穀物の最大の問題は、以前お伝えしたカビ毒です。

 

 

 

 

 

 

特に「トリコテセン(trichothecenes)」と呼ばれるカビ毒は、皮膚感染、貧血、粘膜出血を引き起こすため、壊血病(あるいはジフテリア)と誤診されやすいことが報告されています(Clin Microbiol Rev. 2003 Jul; 16(3): 497–516)。

 

 

 

 

 

 

おそらく大航海時代に流行した壊血病様の症状は、柑橘系の摂取で改善しないケースもあったのは、その原因が単なるビタミンC欠乏だけでなく、船内および穀物のカビ毒が大きな要因であったと思います。

 




もちろん、保存の効く食品ばかりで全体の栄養素不足が最大の原因だったのは間違いありません。

 

 

『あなたの望むような“デザイナーズベイビー”は誕生するか?』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

 

デンマークにオンラインでの精子卵子販売があり、結婚したくないが子供だけが欲しいという女性に需要が高いといいます。

 

 

 

 

 

デザイナーズベイビー(designer babies)。

 

 

 

 

生まれてくる赤ちゃんを前もって設計するという意味です。

 





もちろん、あの遺伝子編集(human embryonic CRISPR editing)を受精卵に施すことによってです・・・・・・^^;

 

 

 

 

 

 

 

頭が良い子、背が高い子が欲しい・・・・・





こういった親の欲望を叶えるべく、コンピュータ・シュミレーション実験によって、このようなデザイナーズベイビー(designer babies)の誕生が可能なのかを調べる研究が報告されました(Cell. 2019 Nov 27;179(6):1424-1435.e8)。

 

 

 

 

 

コンピューターによるシュミレートでは、受精卵をいじくり回すことで、IQを3ポイントアップ、身長も3cmアップさせることが可能だとしています。

 

 

 

 

 

これらは、試験管ベイビーを念頭に置いたものです。

 

 

 

 

 

これが本当に可能なら「GMO(GE)サピエンス(sapiens)」という新種の人類誕生ということになります(^_−)−☆。

 

 

 

 

 

 

実際の試験管での受精では、それほど多くの受精卵ができないため、選択の幅が狭まるために、IQは2ポイント、身長も2cmほどしかアップできないとしています。

 

 

 

 

私は、これは空想に過ぎないことを遺伝子総集編講義でお伝えしてきました。

 

 

 

 

 

なぜなら、知能や身長といった特質は、環境因子で決定されるものであり、その環境因子が作用する遺伝子は無数(マッドサイエンスティストでも同定できない!)にあるからです(もっと正確に言うと、全体の遺伝子が関与する)。

 

 

 

 

 

今回の研究でも、例えばIQを伸ばそうとしてある遺伝子をいじると、身長が低下してしまうといった現象が予測されると素直に告白しています。

 

 

 

 

 

生命体の特質は、環境が決定するのもので、その影響が及ぼす遺伝子は無数にあります。

 

 

 

 

 

したがって、その無数にある遺伝子の一部だけをいじくり回しても、望んだ結果が生まれないだけでなく、甚大な悪影響が出ることは、当のマッドサイエンティストたちも知っているでしょう。

 

 

 

 

 

実際は、このような研究は、従順なロボット人間を作成するための一環として資金が権力者から投下されているのです(生まれてから宗教やyoutubeで洗脳するのは時間と手間がかかるので、コスト削減ということです(^_−)−☆)。

 

 

 

私たちは、遺伝子編集技術とは、権力者たちに根強くある「優生思想」の“現代版”であることを喝破しなければなりません。

 

『リーキーガットと腸内細菌』

心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ—崎谷です。

 

 

 

リーキーガット(leaky gut)の原因として、食品では小麦、大麦などの穀物に含まれる「グルテン」というタンパク質が有名です。

 

 

 

グルテンによって白血球(リンパ球)が腸内で炎症を引き起こす病態があります。

 

 

 

 

「セリアック病(celiac disease)」といい、欧米で多い病態とされています。

 

 

 

 

 

下痢や栄養吸収障害が起こるために、成長障害、骨粗しょう症うつ病不妊症などの慢性疾患、さらには腸内にリンパ腫を引き起こします。

 

 

 

 

 

最新の研究で、腸内の常在細菌(P. fluorescens、 Pseudomonas and Bordetella species)によってもセリアック病が引き起こされることが分かりました(Nat Struct Mol Biol. 2019 Dec 23)。

 

 

 

 

 

これは腸内細菌の成分とグルテンの構造が似ていることから、腸内細菌に対しても炎症が引き起こされることが同定されたのです。

 

 

 

 

拙著『新・免疫革命』でもお伝えした、「分子相同性(molecular mimicry)」という現象です。

 

 

 

 

 

 

 

腸内バクテリアの増殖とグルテンは、腸炎を引き起こすカクテルとなるということです。

 

 

 

 

 

 

特に消化の悪い穀物(全粉粒など)は、このカクテルとなりますから、腸の調子の悪い方は要注意ですね。

 

 

 

 

 

やはり、腸内バクテリアの増殖は今回の研究でもマイナス面が大きいことが明確になりました(^_−)−☆。