心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―崎谷です。
わたしの母親の実家が九州の田舎にあったため、夏休みにはよく帰省していました。
前に川が流れ、山にかこまれています。
水道もとおっていないため、井戸水。
便所もポットン便所でした。
夕暮れでは家から眺める対岸の畑の上空一面がオレンジになり、とても綺麗だった思い出があります。
ところが・・・・
その空に煙が立ち込めるときがありました。
よく見ると、トンボがあちこちに飛散しています。
あとから祖父母に教えてもらったのですが、この煙は畑に散布している有機リン系の農薬だったのです。。。。。。。
トンボも慌てて逃げていたのでしょう。
有機リン系の農薬は戦後、日本の農薬の主流でした。
元々は戦争のときに神経毒として開発された化学兵器が有機リン。
生命体の神経系に深刻なダメージを与えます。
今まで有機リン系農薬とパーキンソン病の関係は何度がお伝えしてきました。
今回、妊婦さんが有機リン系農薬に暴露すると、子供の脳・神経発達異常が起こることに警告を鳴らす論文が発表されています(PLOS Medicine, 2018; 15 (10): e1002671)。
子供のIQ,注意力、記憶力などの低下と有機リン暴露との間に相関関係があったというものです。
子供のいわゆる多動症や集中力の欠如といった現代病は、有機リンが関与しているということです。
日本でもいまだに有機リン系の農薬をゴルフ場、公園、農場などで散布しています。
有機リンは空気中、飲料水あるいは食品などに広く混入しています。
さて、各国政府はこの有機リンの水道水の混入などのモニターをするつもりがあるでしょうか?
みなさん、ちょっと考えてみてください。
その答えは今の日本の現状を見ただけでも歴然としていますよね。
自分と愛する家族の身は自分たちで守るしかありませんね(^_-)-☆。